朝7時頃姿をみせなかったヨコヅナサシガメは、昼には普通にいたようです。その中に全体が赤い個体がいました。以前H氏から頂いていた「脱皮直後のヨコヅナサシガメ」の写真の実視版です。他の昆虫は白く水を含んだ身体を乾かしているのにこの「赤」は何故なのでしょう・・・
Nikon COOLPIX 990 & RICOH RDC-7
脱皮は昼間敢行です。しかたなくなのか化学的に水分と結合か反応し「赤」くなる仕組みがあるようです。進化で手に入れた生態だとしたら、何か理由があるわけですが今はわかりません。
他のヤマザクラの樹にも脱皮後の個体がいました。
黒い身体で終齢の成虫だと思います。ここにはまだまだ幼虫のサシガメが何匹もいます。
荒幡富士を登って降りて、この桜に手をついて息を整えている方がいました。サシガメに気が付かなかったら手がしびれる痛さを味わってしまいます。教えてあげたら「ありがとう」と言われました。
さて「赤」はヒトへの注意信号ではないのでしょうが・・・文藝春秋の本に「ルリボシカミキリの青」福岡伸一著というのがあります。
進化の理由はわからなくても、色の化学反応の仕組みはわかるはずです。
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