当麻喜明

Owl moth-イボタガ

2016年4月 1日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2016.3.30 inothi mankai

昆虫の成虫でいられる時間も、花のように少ないです。長い幼虫時代も意味のある期間でしょうが、羽化した成虫に会うのは花を愛でる感情です。さらにその成虫でいられる期間が短いと気持ちが移ります。

Olympus OM-D E-M1 & Pentax K-3


002.JPG

003.JPG

近くに遠くに、一年ぶりの山の表情。


004.JPG

005.JPG

006.JPG

越冬生活から、目覚めだしたナミテントウ。


007.JPG

008.JPG

009.JPG

いつの間にか、公園の柵(疑似木)の上も観察の場です。
元気なツマグロオオヨコバイ、ワカバグモ。


010.JPG

011.JPG

建物の壁にぴったりくっ付いたヤモリ。小さな虫がいるんだな。


012sakahatitogariba.JPG

013.JPG

春先だけのサカハチトガリバ。墨で書いたような「八」が
印象的な、愛嬌のある姿です。


014monkikinamisyaku.JPG

小さく、目玉の模様がユーモラスなモンキキナミシャク
やはりこの時期だけのエフェメラルだ。


015.JPG

目標にしていた観察が出来て「うまくいきすぎて」恐縮な気分。
丘陵でも、この時期だけの特別な蛾です。


016.JPG

017.JPG

この蛾を外国ではOwl mothなどと言うそうです。フクロウ蛾です!


IMGP1956aa.jpg

IMGP1956a.jpg

大きな目、鳥の羽根を思わせる部分や胸の縞模様など、これでも
かと言うくらい、丹念に描かれたフクロウです。「擬態」という、
進化の中の「同化」ではなく「威嚇」にあたるのでしょう。
私はこの威嚇に動じませんが、生物の生きていく仕組みに、
深い尊敬の情を持ちました。


018.JPG

019.JPG

イボタガを見た30日、空にも荘厳な暈が描かれました。

コメントする

公開されません

← ホーム  ↑ トップ