桜が咲くのと同じく、水芭蕉、カタクリも咲き始めました:野山北公園のかたくり群生地@東京都武蔵村山市
昨日は冷え込んだのですが、今日は晴れ上がり暖かくなりました。野山北公園では、カタクリが満開の様子だとの話を聞き、野山北公園に行ってみました。
娘は今年から幼稚園に入学するのですが、私も今春は、野草観察の新入生です。カタクリの花は見間違えませんが、その他の野草は、同定を間違えてしまいそうです。
おかしな記述がありましたら、ご指摘いただけるとうれしいです。
2010年3月30日:野山北公園、狭山丘陵@東京都武蔵村山市
野山北公園のかたくり群生地には、水芭蕉も咲いていました。
水芭蕉の白い部分は仏炎苞(ぶつえんほう)といい、花ではなくつぼみを包んでいた葉なのだそうです。
本当の花は中心部のつくしのようなところについています。
カタクリは他の植物たちが芽を出す前の、湿気の多い北斜面の林床を、淡い紫色で彩ります。
木道からカタクリまでは距離があり、近づけないのは残念ですが、デリケートなカタクリのことを思うと、がまんしましょう。
当麻さんから面白い話を聞きました。カタクリの種子の外側は甘くなっていて、蟻に巣の中へ運んでもらうそうです。
翌年にはそこから成長して、1枚だけ細長い葉を出し2年目からだんだん成長し、花を咲かせるまでは数年はかかるとのことでした。
散策をしていた人から、「昨晩は冷え込んだから、花は開かないね」と残念がっている会話が聞こえてきました。
ほとんどのカタクリは、うす紫のつぼみのままでうつむいたままでした。美しく反り返るように咲いているものはわずかでした。
思えば、私がカタクリの花を見たのは、今日で2回目でした。初めて見たは20年ほど前に栃木の群生地でした。
可憐な花がその美しさをひけらかすのでなく、ひっそりとうつむいたまま咲くのを見て、「カタクリのようなひとと結婚できればな...」と、そのとき思ったのを今思い出しました。
その夢はかなえられたと、ここには記しておきましょう。(最近、家内もこのブログを読み始めたようなので...)
野山北公園から、西側の狭山丘陵の谷戸へと向かいました。湿地の上の落ち葉から、きれいな白い小さな花を見つけました。
「セントウソウ」だと思います。花に近づいて撮影しました。小さな花は、数ミリほどの大きさです。
セリ科の野草なので、葉の形もセリのようです。
となりには、青いスミレが咲いていました。数日前に行ったときには気づきませんでした。
調べてみると、スミレにはたくさんの種類があるようです。「○○スミレ」なのでしょうか。ふと、花あぶか飛んできました。
野草との出会いは一期一会、狭山丘陵が近くにあるのは幸運でした。
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