遊水池はニュータウンの東の入口、八国山の北に位置しています。
私は近くのコンビニで水分を調達して観察を始めます。無情な金網の向こうが湖面ですが上手に望遠レンズを向けると、僅かなコントラスト低下で観察できます。
PENTAX K7 + DA16-45 ED-AL & TAMRON SP 500 & SCOPELIFE BORG 76ED
低い丘陵が狭山丘陵の東端の八国山です。三面は舗道に面していますが
南側のみ車道が接近しています。
常に水を保つタイプの遊水池ですが、大雨の直後はこの本管から
大量の水が流れ込みます。
ふだん干潟のような「中富遊水池」とは設計の違う遊水池です。
中島は浮島構造です。25年くらい前、観察を6年くらい実施した定点ですが、
その頃無かった施設です。
他の池でも炭を積めたイカダの浮島を湖面に浮かべ、
サンクチュアリ化と水の浄化の実験を行っている所があるそうです。
ここにいつからある浮島かわかる方はいらっしゃいますか?
楽しい鳥の楽園になっています。
10月17日に確認したホシゴイです。
11月1日確認の若そうなゴイサギです。
ゴイサギはホシゴイのような羽で3年くらいの期間を過ごします。
あまりにも長いので
「いつまでも幼鳥呼ばわりも変だなあ」
と考えたのか、眼の黄色から燈色への変化や羽毛の色調が変わる頃を
見計らって「ホシゴイ」から「ゴイサギ」へと呼び方を変えるんだそうです。
「出世魚」のような発想ですが、この両者を同時に観察すると
出世すると言ったことわざは聞きません。ないんでしょうね。
浮島のパノラマ画像では三羽のゴイサギと一羽のホシゴイがわかりますが、
1日、3日、7日、の観察ではホシゴイは見られませんでした。
その後のゴイサギの一羽がこのホシゴイなのか残念ながらわかりません。
本来成長は喜ばしいのですが、
ホシゴイの星が気に入っていたので複雑です。
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