当麻喜明

荒川流域の観察地へ

2009年10月16日 | 当麻喜明 | Comment0

さいたま市の「秋が瀬公園」「大久保遊水池」、富士見市の「びん沼自然公園」まで観察地を拡げました。浦所バイパスから羽根倉の河川敷に降りると、すぐにセイタカアワダチソウの黄色が目に飛び込みました。


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この画像を見て目がクルクルするようだったら、正しい感じ方でしょう。
レフレックスレンズ特有のリングぼけが全体にあるからです。

しかし手のひらに乗るTAMRON 500mm 1:8 ( 55BB )は優秀なレンズです。

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背景を整理してぼけを効果的に使うと良い効果が生かせます。

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台風の影響で湿地状になった雑木林に入りました。
いくつか沼を観察すると、ひらひらと上品なイトトンボに出会いました。

クロイトトンボかアオモンイトトンボか検討しましたが、
後者であると同定しました。

小さな生活圏で暮らしている種なのでまた出会えると良いのですが

ザリガニすくいの少年が浮気して、その網に掛けなければ
良いのですが・・・

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大久保遊水池です。広大な水田地帯を大久保農耕地と呼ぶようです。

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ふだんは水量が少なく、増水したら沼状に環境を変える遊水池です。

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ぼーっと遠くを見ているようなチュウサギに出会いました。

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同個体の飛行三態です。大瀧さんの

「トンボより飛行写真は簡単に撮れる」

の、言葉通り羽ばたきはストロークが長く優雅でゆっくりです。

トンボの羽根より遙かに(想像を超えるくらい)高い質量で
慣性力も大きな流線型断面の翼を上下に動かします。

トンボと同じ回数羽ばたいたら鳥は筋肉をつるか骨折です。

そのため発達した斧の刃のような胸骨に特有の竜骨突起があり、
強健な筋肉の貼り付け場所としています。

薄く軽い骨ですが、そこに両方から強い力が掛かっても
釣り合うような構造になっているのでしょう。

(トンボの次の被写体を探しているO さん、建築構造の観点から、
巧にホニュウ類より進化した骨格構造を持つ鳥にレンズを延ばして
くれたら良いのですが・・・)

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大きさの点でもファインダーに入りやすいです。
無理に倍率を上げなければ飛行中も捕らえやすいのですが
鳥は鳥で難しいのでしょう。

マクロレンズで接写というわけにはいかず長いレンズも必要です。

トンボ写真家は気温が上がる昼過ぎにもシャッターチャンスは
あるのですが、バードハンター(野鳥写真家)は早起きです。

やはり自然写真は奥が深く体力や常に学習も必要です。

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今日は地元の成沢さんに 案内してもらい助かりました。

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