当麻喜明

イリジウム77と枝垂れ桜、虫

2012年4月 7日 | 当麻喜明 | Comment0

01.JPG 2012.3.28 arasi no gekou

4月7日、5時19分日の出、既に4時53分は朝焼けが始まる時間です。そんな時間ですがイリジウム衛星の閃光を期待して観察しました。4月に入って台風並みの低気圧が通過するなど激変した天候で、今日は一気に一ヶ月前の気温だと言います。画像は3月28日の急変した空模様です。

Pentax K5 & Pentax Q & Pentax K-01 & Ricoh GRDⅢ


02.JPG
しっかりした乱層雲の雲底がはっきり見え、暗い雲の糸が下に落ちていました。


03.JPG

この下では風に雨が混じっているのです。


04.JPG

これよりずっと前、3月16日にはタンジェントアークが観察されました。
温暖前線接近の前の高層雲に見えることが多いです。


05.jpg

4月4日、明け方の空に夏の大三角を見ました。
これも初見と言って良いかもしれませんね!

この日の夕方は、道路に落ちた雨が飛沫になって飛ばされるような
再び台風並の悪天候になりました。


06.JPG

さて、昨夜の我が家の夜桜と月。
雲もあり今日早朝のイリジウム77の観察が心配でしたが・・・


07.jpg

08.jpg

なんとか、射手座の上空、うしかい座のあたりに閃光が見えました。
観察の障害は雲ではなく、どんどん明るくなる「夜明け」でした。

イリジウム衛星には、鏡のような反射率の高い金属アンテナが3枚付いていて
ここに当たる太陽光線の角度と観察者の位置から閃光が予測できるのです。

今日観察したイリジウム77は、当初の計画で77機で運用予定だったことから
原子番号77の「イリジウム」と名付けられたのだそうです。


09.JPG

10.JPG

観察後に見た、再び枝垂れ桜。
フラッシュで白く飛んでしまいましたが、朝焼けのサクラです。
「夜明け桜」という言い方はあるのかな?

11.JPG

つぼみもまだありますが、満開と言って良いでしょう!


12.JPG

サクラの花弁の様な、マエアカスカシノメイガ


13.JPG

14.JPG

このレディー・蛾蛾の初認は3月25日でした。


15.JPG

16.JPG

ツマグロオオヨコバイの初認は4月6日。
紫陽花の若葉から食糧を調達しようと計画している2頭に会いました。

紫陽花は多くの植物と同じで、葉でエネルギーを造って花が咲きます。
サクラは冬に使わなかった栄養を一気に使って開花します。
葉を見ずに花が散ります。

一瞬の閃光を発するイリジウム衛星の潔さに似ています。

コメントする

公開されません

← ホーム  ↑ トップ