散策路脇の木の枝に、鶯色の背中を見つけました@狭山丘陵南面の谷戸@東京都武蔵村山市
今日は各地で「さくら祭り」が開かれるようですが、小寒いあいにくの天気となってしまいました。まあ、雨が降らなかったので良しとしましょう。
さて今日の日曜日は、11時から始まる地元の「さくら祭り」に、娘と娘の友だちを連れていくことになりました。
ということで、今日の私の持ち時間は、午前8時から11時までの「3時間」だけ、この門限を守らないと、来週以降の狭山丘陵散策に支障がでることでしょう。
3時間を無駄なく回れるルートを考えながら、向かうは狭山丘陵の南側の谷戸です。
谷戸に到着すると、「ホーホケキョ」と、何羽もの鶯の鳴き声が遠くから近くから聞こえてきます。
鶯は私から10mも離れていない、木の枝に留まっていました。思ったより低い位置でした。
まだ浅い春の木々の色に合わせた体の色ですね。すぐには見つかりませんでした。
私が子どもの頃は、家のまわりでも、よく鳴いていたのですが。
散策路に流れてくる湧き水をたどっていくと、「すみれ」や「モミジイチゴ」の花をたくさん見つけました。
今日は花を見下ろすような撮影でなく、花を見上げるように撮影することを心がけました。
その方が花の美しさを引き出せると思ったからです。
赤い綺麗なつぼみを見つけました。「クサボケ」です。ボケに似ているからでしょうか? 草ではなく、落葉小低木です。
ふたつのレンズで撮り比べてみました。左が、ペンタックスの35mmのマクロレンズ、右はタムロンの70-200mmのズームレンズを、140mmの位置で使いました。
背景の写り込みの違いがわかります。背景がたくさん入った方が、まわりの状況がわかりやすいです。一方、背景を整理した方が、作品ぽくなるようです。
桜を撮影するにはあいにくの曇り空ですが、ここの桜には目を惹かれました。葉もあるので山桜でしょうか。
ひと一倍、ものぐさな私が、こまめに狭山丘陵の丘陵散策に足しげく通うのには、自分ながら驚いてしまいます。
このエネルギーを仕事に向ければ、きっと、交換レンズの数本分のボーナスがもらえることでしょう。
まだ門限までは時間がありそうです。岸田んぼにも寄って行きましょう。
池の様子を見に行くとオタマジャクシ以外の生きものは見つけることができませんでした。
野草の方は、「ヒメオドリコソウ」がたくさん咲いています。先週、西久保湿地で見つけた「カキドオシ」も咲いていました。
他にも野草がないかとあぜ道を歩いていたら、「ムラサキケマン」をひとつだけ見つけました。四方八方に筒を向けたような面白い花でした。なぜ、ひとつだけなのでしょう。岸たんぼから私の家まで40分ほどです。引き上げることにしましょう。
さくら祭りの会場です。やはり祭り一番の盛り上がりは、このビンゴ大会でした。子どもだけでなく、大人もどうぞとのことでしたので、私も参加しました。
参加した人数は100人以上なのですが、私はなんと、「ビリから3番目」でした。
とらぬ狸の皮算用、狙っていた景品の色鉛筆はすでになく、だれにも見向きされなかった消しゴムを、いただくことにしました。
さくら祭りの会場から我が家に、桜の下の遊歩道で帰ります。
お花見で楽しんでいるひとたちの脇を歩くのは、こちらの気持ちまで楽しくなるものですね。
駅からは遠い我が家ですが、この街で暮らしていることに感謝します。
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