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狭山丘陵北東一帯が私の幼い頃の全宇宙でした。やがて自転車に乗って狭山湖の奥まで出かけ、「東京都」の看板に思わず引き返した10代前半・・・大学時代この土地を離れている間に、高峰や峰薬師といった懐かしい地名は「椿峰」という名に変わり、辺り一帯は住宅地となりました。しかし自宅から10数分のところまで移動すれば、昔びっくりした「東京都」の看板や雑木林、谷戸、トトロの森で観察散策がおこなえます。
かたつむりを見つけるために、雨の日に傘をさして、庭に出てみたり近所の生垣の中をのぞき込んだのは、幼稚園に通っていた頃の思い出なのでしょう。この写真を見たらそんな場面が、あざやかによみがえりました。毎日の生活や仕事の中では、たくさんのルールやつながりがあり、私たちはそれに沿って1日を過ごしています。ときに、そのルールやつながりに疲れてしまうことがあり、自然の中にカメラを片手に飛び込むと、自然の中には日々の私の生活よりも、より複雑なルールやつながりがあることを発見します。