2009年9月26日:里山民家、岸たんぼ@東京都武
気持ちのいい秋空のもと、茅葺き屋根に秋の日差しがそそいでいます。茅葺き屋根の大きな屋根、里山民家は狭山丘陵周辺に実在した江戸時代の民家でした。母屋の中には、囲炉裏やかまどがありました。囲炉裏端では、子どもたちが思い思いに遊んでいました。
大きなひとつの屋根は、家族がひとつであると言っているように見えます。私も住宅を設計するときは、「大きなひとつ屋根」にして、家族が仲良くいられるようにと願っています。
茅葺き屋根の大きな屋根、里山民家は狭山丘陵周辺に実在した江戸時代の民家でした。民家とはいえ、かなりハイグレードだったので、現在まで残ったのでしょう。
・木造「平家」建て → 木造の「1階」建て
・間取りは「右勝手」 → 間取りは「かまど(台所)が玄関から向かって右側」
・「食違四間型」 → 「奥の間、でい、座敷、お勝手の4つの部屋が、田の字型ではなく、座敷が一段と広くなって食い違っている型」
・屋根は「入母屋」の「茅葺き」 → 屋根は「上部は切妻、下部は寄棟の組あわせの形状」の「ススキなどを材料にして葺く」
庭では竹馬が楽しそうです。私が子どものころ初めて竹馬に乗れたとき、すっと目の高さが上がり遠くまでよく見通せて、「これが、大人の視線か」と、思ったことを、思い出しました。
縁側も庭に面していて、縁側と庭が一体となり、外と内がひとつにつながっていました。
囲炉裏からの木のいぶされた香りが、家中に満たされていました。囲炉裏端では、子どもたちが思い思いに遊んでいました。
入母屋屋根です。上部は切妻(二方向へ傾斜)、下部は寄棟(四方向へ傾斜)の組あわせの形状)。三角の部分が格子になっていて、空気が抜けるようになっています。
コスモスの花壇越しの茅葺き屋根が、きれいです。きっと、どの季節も似合うのでしょう。
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