リアルタイムの報告です。今、嵐山の蝶の里ではウスバシロチョウが舞う姿が見られます。成虫の期間が年一回の北方性の蝶です。先入観無く眺めたのですが、面白い特徴のある蝶です。ギャラリーが多いのも納得です。
SIGMA 150mm 1:2.8 APO MACRO DG HSM + Nikon D300
公園縁の都幾川にそそぐ水路にはニホンカワトンボ。♂(上)と♀なのですが、
区別は翅の紋の色で区別しました。
初ダイミョウセセリ。
腹部下面は薄いブルーでした。
初ヒメウラナミジャノメ。
そして今回のレッドカーペットにのるウスバシロチョウです。
晩春のエフェメラルです。
この森も初夏を迎えるサインを告げる発生です。
成虫の期間も短いので、いくつかの報告を飛び級してこのコラムを書きました。
特徴の一つ、蝶特有の鱗粉が少ないので下のハルジオンが透けて見えます。
薄羽の由来です。
綺麗な白い毛で、腹部が覆われています。
体温維持と空気を貯めて飛行特性を良くしているのだろうと思います。
北国型の装いでしょうか。
腹部背の毛を見てください。
ハルジオンに馴染んでいませんか?
泊まり方はどうでしょう?角度まで馴染ませているように感じます。
(このコラムは自分の観察眼に任せて書いていますからフィーリングですが。)
下から眺めてみました。氷河期の生き残りとも言われているそうです。
氷河期・・・1万年前・・・はて、ハルジオンはあったのかな。
まだ早い「ホタル観察舎」。
オオムラサキは越冬幼虫が蛹になる準備をしているところ。
ネットの中で保護されていた。7月にもう一度訪れよう。
紅一点、アカハネムシ。
モンカゲロウも多かった。なんだ、カゲロウかと言う無かれ。
昆虫の中で翅を持った最初期の種で、複雑な変態をくり返します。
成虫に変態してからも、もう一度、翅を持ちながら脱皮するのです。
前者を亜成虫と言うそうです。
この抜け殻には翅の痕跡があるので、この主はやっと大人になったのでしょう。
水中幼虫時代には幾多の危機が・・・
魚に補食されたり、釣りをするヒトの現地でのエサに「便利だ!」褒められたり。
よく生き延びたモンカゲロウ!
ウスバシロチョウと同じような一ヶ月の成虫期間。
両者とも陽炎のようだ。
今日は昨日と一転し17℃の気温です。
どんな森になっているかな。
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