当麻喜明

2015年賢治祭2/4ー9月21日

2015年9月26日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2015.9.21 kenji-san no sanpomiti

私にとって特別な日は、今年もこの地で迎えました。5連休と重なったので、詩碑前の賢治祭には900人近い参加があったといいます。

Pentax K5Ⅱs + SMC PENTAX-DA 18-135mm



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数年前から墓前供養会(ぼぜんくようえ)も行われています。
ある期間、花巻温泉で20日夜、前夜祭が行われていました。
1980年頃の会で、公開前の「セロ弾きのゴーシュ」をバラ園
の野外会場で鑑賞したことをよく覚えています。


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ぎんどろ公園、「風の又三郎」群像。


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欠かさず通うカレー屋さん「わいんさっぷ」。オムカレーを食べ
るんだと、勇んで行ったものの、たった5分の差で食はかなわず。
こんなことは実に稀です。
(その後、イーハトーブ館でもご主人には会えませんでした。)


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賢治が好んで歩き命名した「イギリス海岸」。治水を工夫し、
この日に露出するはずだった泥岩層は、水量があまりに多いために
本年度は治水を断念されたそうです。
(7-8月にかけての渇水期に自然に露出したと聞きました。)


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宮沢賢治実弟の清六さんが写されたかつてのイギリス海岸。
実はこの写真数点を、生家で直接清六さんに見せていただいた
ことがあります。映画「猿の惑星」のシーンみたいでしょう、
と、おっしゃっていました。


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1988年の火星大接近(大接近日時9月22日)のとき、私がここで
一晩中星を見ることを知った清六さんが、差し入れを持って訪れた
のです。「帰る前に必ず私の家に寄ってください。」と言われ、
翌日訪問したとき、イギリス海岸の写真を見せていただきました。
全紙ほどの大きなサイズの写真を畳にひろげて、楽しそうに
説明してくださいました。
(清六さんとは、組んであった口径22cmの望遠鏡で土星なども
見ました。何故?清六さんが私を訪ねたのか、きっと記念館の方達
が事前に真摯に紹介してくれていたんですね!)


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毎日訪れても、尽きることのない思い出が満載の地です。


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宮沢賢治記念館にある「南斜花壇」。


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チャマダラエダシャク、アキアカネ。


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記念館前「よだかの星像」、栗原俊明氏制作。氏の作品は花巻に
「風の又三郎群像」共同制作。駅近く林風舎入り口の「馬の像」
(実は私の家のお墓も、彼の作品です。)


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記念館はリニューアル(4月25日)されたばかりでした。時間がなく
見学は明日ということで、南斜花壇を下りました。


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賢治祭はかつては夕方6時30分始まりでしたが、年々早くなり
4時には会場に着くことにしました。


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賢治祭が開会されると、挨拶・講話・詩朗読・合唱・演劇と続き、
賢治さん供養の献花をその前に行うのが、最近の流れです。
本年度イーハトーブ賞の高畑勲氏のお話も聞けました。


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(翌日の贈呈式の様子)


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ずっと変わらない「桜町四丁目ママさんコーラス」の牧歌と
ポラーノの広場の歌。もんぺ・前掛け・長靴が楽しい!


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花巻南高校演劇部の「猫の事務所」。感動のレベルに達した
出し物でした。面白く素晴らしい!


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花巻農業高校鹿(しし)踊り部の「花農春日流鹿踊り」
踊り手には女性もまじり、力強く伝統を感じました。


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8時頃から「賢治さんを偲ぶ座談会」が始まりました。
この間隙をぬって、私は知り合いの方を探しました。
いつもと同じ9月21日の夜です。


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