最近は唯一の宿泊旅行になっている花巻の賢治祭の帰り、岩手南部地震(2008.6.14)の震源に近い祭畤(まつるべ)温泉に宿泊しました。この写真の地点から北1.5km(深さ8km)が震源にあたります。地震後途絶えていた道路網は徐々に開通し、最後に残っていた国道398号線が、この9月18日に開通しました。
Pentax K7 + SIGMA18-200 & RICOH GRDⅢ
夕方と雨のため、しっかり記録できませんでしたが、当時のニュース映像で
何度も見た「まつるべ大橋」です。
真ん中が仮設の橋、そして左上が新まつるべ大橋になる建造中の橋です。
撮影地点のカーナビ上の表示です。
宿泊する祭畤(まつるべ)温泉「かみくら」の玄関です。
地形的には栗駒山の外輪山になる祭畤山の懐の温泉です。
ここ一帯は東西南北中央の神々を「まつる場」で神事上特定の場所の一つとされ
温泉の名も「かみくら」とされたそうです。
女将は陸中松川の- 石と賢治のミュージアム「太陽と風の家」-の学芸員の方と
親しく、とても身近に感じられる旅館でした。
地震後の不安な箇所は微塵もなく、古い神々にちなんだ多くの配置された
大木柱に守られていたかのようでした。
翌朝再び訪れた「まつるべ大橋の仮設橋」には地震当時と復旧工事を知らせる
資料が張ってありました。
今後も残す予定だと言われる「まつるべ大橋」です。
ふたたびパノラマで撮してみました。
一関から須川温泉に登る国道342号線に「復興祈念碑」がありました。
こちらは今年の5月30日に開通しました。
所々の新しい護岸場所は今回地震後修復された箇所でしょう。
大きな石が、まだ不本意に落下したものであることがわかります。
やがて植物が繁殖し傷を癒してくれるでしょう。
工事箇所はまだ残ります。
国道のうえでの栗駒山はここがピークになります。須川温泉駐車場です。
昨年は北側からのルートで訪れ宿泊しました。
築館に向かう398号線との合流点では、開通のイベント準備をしていました。
まだ新しい修復箇所がいくつも認められます。
そのままの崩落場所がありました。
時々工事車両が通過していきます。
やっと開通にこぎ着けた398号線。
とても大規模な復旧工事現場が花山温泉近くにありました。
地震の前と後を伝える写真が貼ってありました。
3枚目の画像の崖ののりに工事夫の姿が見えます。
天候雨の中の工事です。思わず拍手ものの活躍です。
崩落現場の下にも秋の実りの稲穂が頭を垂れていました。
築館ICに近くなると風景も穏やかな水田地帯が拡がります。
湯巡りマップにのっていない水車がしずかに回っていました。
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