当麻喜明

ロクショウグサレキン

2014年10月16日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2014.10.12 aoi kinoko

12日、台風19号の前によく歩くスポットを散策しました。収穫はいろいろありましたが、このエメラルドグリーンの菌類には本当にびっくりしました!

Pentax MX-1 & Ricoh GRDⅣ


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菌類がたくさん見つかるのは、実はこんな明るい雑木林では
ありません。


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これを見付けたのは、遊歩道と建物の間にできた少し暗い所。
林床にあった木片に、直径2mm程の壺状のものが付いていたので
テーブルにのせて撮してみました。何だろう・・・


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このようなスタイルなら、動物的な粘菌が集合し、子実体を
つくったものとわかります。


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2mmくらいの小さな菌類。


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同じ黄色い菌類ですが、これは粘菌の仲間のようです。
キサカズキホコリだと思います。


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これはセミノハリセンボンという冬虫夏草が、セミ本体を
分解しているところです。


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周辺の白い粉状のものは胞子かな。


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これも粘菌に入りそうな白い菌類。タマツノホコリかな・・・


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ほうきか刷毛(はけ)状に見える粘菌。思いつく造語をつくり
検索したのですが、名前はわからず。


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これは緑青(ろくしょう)菌類で検索し名前に行き着きました。
ロクショウグサレキンです。


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この「青緑」は美術具材のエメラルドグリーンという色に近い
です。絵の具材としての、この色の扱いは難しく、別の色と
混ぜると間違いなく期待通りの色に変わらないので、単色で
使うのが鉄則だそうです。

それにしても本当に不思議な、ロクショウグサレキンでした。


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ホワイトバランスがよくない色調に写ってしまいましたが、
画像の右側の上部が閉じたものが若い菌です。
成長し、お皿のように開いた傘の上に胞子が付くそうです。


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現地でファーブルスコープで拡大してみました。


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赤という色は他を威嚇し挑戦的な色調です。しかし、この色は
何と表現したらいいでしょう。

こんなに美しくても、緑青腐れ菌なんだそうです。
アオイホウセキダケじゃないそうです。

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