12日、台風19号の前によく歩くスポットを散策しました。収穫はいろいろありましたが、このエメラルドグリーンの菌類には本当にびっくりしました!
Pentax MX-1 & Ricoh GRDⅣ
菌類がたくさん見つかるのは、実はこんな明るい雑木林では
ありません。
これを見付けたのは、遊歩道と建物の間にできた少し暗い所。
林床にあった木片に、直径2mm程の壺状のものが付いていたので
テーブルにのせて撮してみました。何だろう・・・
このようなスタイルなら、動物的な粘菌が集合し、子実体を
つくったものとわかります。
2mmくらいの小さな菌類。
同じ黄色い菌類ですが、これは粘菌の仲間のようです。
キサカズキホコリだと思います。
これはセミノハリセンボンという冬虫夏草が、セミ本体を
分解しているところです。
周辺の白い粉状のものは胞子かな。
これも粘菌に入りそうな白い菌類。タマツノホコリかな・・・
ほうきか刷毛(はけ)状に見える粘菌。思いつく造語をつくり
検索したのですが、名前はわからず。
これは緑青(ろくしょう)菌類で検索し名前に行き着きました。
ロクショウグサレキンです。
この「青緑」は美術具材のエメラルドグリーンという色に近い
です。絵の具材としての、この色の扱いは難しく、別の色と
混ぜると間違いなく期待通りの色に変わらないので、単色で
使うのが鉄則だそうです。
それにしても本当に不思議な、ロクショウグサレキンでした。
ホワイトバランスがよくない色調に写ってしまいましたが、
画像の右側の上部が閉じたものが若い菌です。
成長し、お皿のように開いた傘の上に胞子が付くそうです。
現地でファーブルスコープで拡大してみました。
赤という色は他を威嚇し挑戦的な色調です。しかし、この色は
何と表現したらいいでしょう。
こんなに美しくても、緑青腐れ菌なんだそうです。
アオイホウセキダケじゃないそうです。
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