当麻喜明

白い粘菌、黄色い粘菌

2015年7月 1日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2015.6.29 igokoti no yoi tokoro

早朝、暗いときだったので作業車両ではありませんが、広場まで入りました。今回は、多分気が付かないところの気が付かない生き物です。此処にいつもと違う世界があります。

Pentax K-3 & Pentax K-5Ⅱs


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今年、作業している田んぼのあぜの、歩きやすいように置いた
木材の上。いつもみんなが踏んでいるところです。


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この白いものから紹介します。


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この名前の同定は、大変難しく不確かですが、ツノホコリで、
エダナシツノホコリだと思います。


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高校時代のスキー教室で見た蔵王のモンスター、樹氷のようです。
食べた稼いだ勉強した歩いた、寝た起きた、喧嘩した仲直りした
の世界とは、完全に別世界です。


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サンゴや、シャーベットのデザートみたいでもありますが、
私には「粘菌みたい!」が、一番ピッタリです。


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散歩道の、落ち葉の白い模様、これも粘菌のある時期の形です。
7/2追記)拡がり方は、他の菌類の菌糸のようです。


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周辺の網目のものが、動物的に這っていった動きのあるときで、
中央のキノコ状のものが、子実体と言われる胞子をまく形です。
7/2追記)放射状に拡がり、環状に連結していないので粘菌では
ないかもしれません。


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探し始めると、結構近くで生息している「隣人」です。


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これら小さな生物で、私たちの住む世界のほうが、ずっと広いと
思いがちですが、彼らは風に乗って違う谷戸にも、船で運ばれて
違う大陸にも移動できます。


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私が夢中になる一つの理由が、フォトジェニックだという点です。
写真対象として美しく写す、あらゆる挑戦をしています。


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難しい不思議な生き方をしている隣人ですが、理屈抜きで
可愛いなあ、と思いますよ。


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シロジクキモジホコリという名前があります。軸が白い円錐形。
胞子のはいった黄色い球形の部分が直径0.5mm、
身長(?)1.0mmの世界で競い合って(助け合って?)
群生しています。


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一緒に観察した、てんとう虫さんが写しているのは・・・


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葉の中央の網目状の部分です。


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多分、この粘菌の動物的な時期です。網を張るように湿気のある
栄養を探して「動いて」いる状態です。


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さて、この世界の泥沼に入り込んでしまった私ですが、この風景も
勉強中。田んぼの水面の「あらゆる色彩」が混ざり合った膜です。
これも生き物なんですよ。興味深いですね!


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