暈・幻日・光芒・・・そして環水平アーク

001.JPG 2011.5.16 8:21 suteki na asa

とても贅沢な天象に恵まれた一日でした。5月最後の日、所沢で光芒・暈・環水平アークが観察されました。ちょうどお昼の休憩が取れたので、カメラを持って、屋上に上がりました。
16日の暈、24日の幻日とともに速報でまとめてみました。


Lumix G2 & Ricoh GRDⅢ & Pentax K5

とても贅沢な天象に恵まれた一日でした。5月最後の日、所沢で光芒・暈・環水平アークが観察されました。ちょうどお昼の休憩が取れたので、カメラを持って、屋上に上がりました。
16日の暈、24日の幻日とともに速報でまとめてみました。


Lumix G2 & Ricoh GRDⅢ & Pentax K5


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16日の暈は Pentax K5 カメラ内の現像で色抽出を青と赤で行ってみました。
かなり高調でコントラストが上がり、このような天象の「記録としての」
一つの表現方法だと思いました。


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これは別のショットですが、未処理です。


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日は経過し、24日の17時45分の撮影です。
最近、暈や幻日が観察される日が多いです。


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暈の左右が特別明るく輝いています。
これが幻日です。

こんな日の私たちのサイトには、「太陽・暈・地震」で訪れる方が多いです。


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いよいよ5月31日の贅沢な大気光学現象の報告です。
職場には1,000以上の好奇心に富んだ瞳があり、それらから特別面白い報告が
飛び込んでくることがあります。

今回はYさんから同僚のM氏に報告があり、私の所に届きました。
(いつもは私が第一発見者になることが多いのですが・・・)


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虹が出ている・・・というので観察してみると太陽に「暈」が出ていました。
ちょうど小さな雲が太陽にかかり、観察しやすく綺麗に見えました。
12時45分頃です。


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雲量が多く、いつもとは少し違った印象の気配がありました。
虹という報告だったので、このことかと思っていたのですが・・・


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再び13時10分頃、空を確認してみました。
空にはさらに美しい現象が現れていました。

なんと間違いなく「環水平アーク」が伸びていました。
報告を受けた「虹」とはこのことだったようです。


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急いで屋上に上がりました。
北野天神の森の上に、神秘的な大気光学現象が現れていました。
雲のつくる現象ではないので、左の雲がなければ、現象はもっと左にも続きます。


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拡大してみると、右(西)にも薄くさらに伸びているようです。


010.JPG


一番明るく見えたところをG2+LEICAでも撮してみました。


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今日の贅沢な一枚です。
太陽と上空の氷晶によって造られた「暈」と下に「環水平アーク」
さらに太陽から右下には雲と低空の大気中の粒子(エアロゾル)が
造る「光芒」が重なりました。

これだけの現象を、昼食の前と後で観察できました。
探求心とお腹が同時に満足されたひとときになりました。