ピンホールレンズが色々なことを教えてくれます。というより沢山の謎を提供してくれます。今朝の撮影のあと今日はずっと 「すごい空の見つけ方/竹田康男著」のグリーンフラッシュのことを考えていました。閃光を確認したわけではないのですが、その検証につながる結果を記録したと思います。
下は以前のフード無し実験の画像です。当然ですが α のレンズが撮した太陽からもフレアーが認められますが色収差は感じられず、色は分離(回析)できません。暖かいオレンジ色でしょうか。下の実験画像の太陽からは回析によりプリズムを抜けたような、豊かすぎる色調が現れています。
これを消す努力がレンズメーカーやPENTAX技術者のあくなき開発研究だったのでしょう。でもこの現象「光学」という分野と自然現象をつなげる面白い「しくみ」だと思います・
大気の澄んだ日の出時に地平線近くの斜めの空気を横切った太陽光は屈折のため紫や青の光を散乱させ、次の緑の一瞬の閃光を発し昇ってくることがあります。この現象を「グリーンフラッシュ」と呼びます。
逆光で光をフードカットしない無造作な撮影では盛大な光の回析現象が現れ虹の色と同じように豊かな色調です。青い色も現れます。
日の出時の紫や青色を散乱させた残りの太陽光はピンホールの回析光に赤・緑・赤・緑・(黄)と並びました。
これもグリーンフラッシュ現象により説明出来そうです。
まもなく結論も出るでしょう。自然のルールによって見せてくれる色々な現象を探求するのが「楽しい・面白い」そう思ってもらえるブログにするのが私たちの新しい目標です。
2009.8.27 5h24m52s PENTAX K7 + 自作ピンホール望遠レンズ
450mm F320 1s iso800
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