当麻喜明

ピンホールレンズ最新作・旅立つ前に

2009年8月26日 | 当麻喜明 | Comment0


最新作は、レンズ原理や設計で試行錯誤していた時季の作と違い外観の美しさや「メーカー品?」と言われるほどのものを目指しました。パンケーキよりさらに薄い自称「せんべい」です。いつでも撮影バッグに「入っている」ことさえ忘れさせる大きさです。


PENTAX ME 1976年 12月発売


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材料はいつものアルミ缶以外に、カメラ店で見付けてきたジャンクのレンズです。レンズそのものも面白いです。同種ですが「ACCESS」とか「SOLIGOR]とか異なったブランド名が表示されていました。 made in japan 輸出向けだったのでしょう。マウント部は金属一体で厚さ8mmはあります。今回製作のピンホールレンズの重量の95%は占めているでしょう。
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ホールの出来具合も上々です。カードのパンチ穴から比較しても0.25mmの出来映えです。ホールの測定方法もいろいろチャレンジしましたが、案外こんな比較法が速くてスマートです。
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マウントの上部にはPENTAX 80-200 ズームの握り部のシボゴムを貼りました。これもジャンクからの部品調達です。汎用性から49mmのフィルター枠の便利さを生かすためネジ部を削って、このマウントに打ち込んであります。遮光性は今までのノウハウ(失敗?)を生かして完璧です。

さて肝心の写り(作品搬出力?)ですが、続編は大瀧さんにまかせましょう。
いつものランプの試写のみで、今日にでも彼のところに嫁いでいってしまいますから・・・

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