当麻喜明

前玉外しの自作マクロレンズ(3)-Nikonとキイトトンボ

2010年6月23日 | 当麻喜明 | Comment0

Nikonの最短撮影距離@28-80

丘陵の観察ストックも貯まり本報告以外にも2種のトンボが控えています。しかしこの自作レポートが旬なのです。Nikon AF NIKKOR 28-80mm 1:3.5-5.6G の前群を外してみました。この種の改造レンズの先駆的な存在です。そのままでもワーキングディスタンスが長くとれ使用しやすいMACROレンズになりました。Nikon のイメージカラーは黄色です。ここ重要です。

ワタシカラノキョリ製作所-MACRO NIKKOR 28-80 G + Nikon D100 etc


2.JPG


スズメバチが「落ちていた」のを頂いたので早速撮してみました。


3hikaku.jpg


左)28mm側 右)80mm側 で、このレンズのキャップを撮してみました。


4.JPG


外した前群と間に入っていた2枚のスペーサーです。


5.JPG


この前群がコンデジのワイドアダプターとして使用できることがわかりました。
DSC-H10 と Pentax-F 28-80 の組み合わせでピントがでませんでしたが
この前群は良い相性で使用できました。

水平画角90°- 0.4× くらいのワイドアダプターになっています。


6hikaku2.jpg


左)DSC-H10 28mm 撮影 右)DSC-H10 28mm + Nikon 外した前群

「根毛」観察用に育てていた、観葉植物のツユクサです。

konmou.jpg


自作マクロレンズで撮した根毛を7枚重ねパノラマ画像をつくりました。

柔らかい美しい柔毛構造で、こんな細い根毛のミクロの穴から
水が重力に逆らってあがっていくことに感動します。

そして先端部の成長点が白く輝いていたのにも神秘的な美しさを感じました。
肉眼では発見できなかった植物の姿でした。


7.JPG


さて、今回改造したレンズはNikonの、この種の改造マクロのルーツに近いものです。
Nikon のイメージカラーは「黄色」です。

この日、夕方観察に寄った丘陵西部で「黄色」のイトトンボ、キイトトンボに出会うとは・・・
他の観察されている今年のトンボに飛び級させて登場させました。


8.JPG


羽化間もないもので、早速この自作マクロで撮影しました。
待ってくれていたかのような出現にこれまた感動でした。

トンボ-2010-017:キイトトンボ、

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