当麻喜明

塑性加工の職人

2017年4月23日 | 当麻喜明 | Comment[2]

001.JPG 2017.4.21 tedukuri no yubiwa

21日、教え子とそのクラフトのパートナーさんが遊びに来ました。この日、クラフトに使えそうな私の手持ちのものを差し上げていたのですが、タイミングよく父が起きてきたので歓談に参加してもらいました。父は塑性加工の一級技能士です。

Ricoh GRDⅣ & Sony NEX-5N


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父は職業能力開発大学校の塑性加工化の助教授で、退職後は
国立リハビリテーションセンターの職業リハビリで80歳まで
彫金を教えていました。


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編み物やアクセサリーのクラフトをされているお二人に、父が
作った教材を見ていただきました。


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指輪は、真上から写すとどれも同じに見えるので少し斜めから。


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彫金の指輪ですが、父が作っていたものは、女性の指より
男性の指に似合いそうなものばかりです。


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糸状に引いた銀で作った指輪。


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一見枯れたような、これも男性の指に合いそうなデザインです。


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真鍮の枠の中に、別に細工した部品をロウ付けした指輪。


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その他、カフスボタンやループタイなども作っていました。
今日のお客さんの、とうかさんはEchDepというサイトで
活躍されています。EcoDepとは、ベトナムの言葉で「カエル」
というような意味があるとお聞きした気がします。
(https://www.facebook.com/echdep)

追記4/23)EcoDep の意味は「美しいカエル」だと教えて
     いただきました!


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父が、鎖から留め具まで作成したブレスレッド。


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作った本人が開くのに苦労していました。95歳の父の
ささやかな物忘れです。


Comments [2]

No.1

そうですか、tomaさんが手先が器用で何でも手作りするのは
お父様の影響、DNAなんですね!!

細工がすごい。
お父様は気が長い方なんでしょうねぇ~。

葉っぱに蛙もお父様の作品ですか?
これ素敵です。

小さな置物から実物大の胸像も、一枚の板から打ち出すことが出来ます。大学の総長室や、浦和レッズの監督室にも作品があるはずです。金づちも50種類くらいありますが、私はそれで釘を打つことしかできません・・・
葉っぱのカエルは裏に留め具があって、ループタイとして使えます。打ち出し板金は日本では技能者が激減した技術だと思います。仏具なんかも作ったんですよ!

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