当麻喜明

私の一日2/3ー粘菌沼につかり

2015年7月23日 | 当麻喜明 | Comment[2]

201.jpg 2015.7.19 watashi wa daare

小さく探すのが困難で、しかし美しく逞(たくま)しく、私(ワタシ)が距離(キョリ)を日常の世界から、ぐっと縮め接近しないと会えないもの。19日の続きは・・・

Pentax K-3 & Ricoh GRDⅣ & Olympus OM-D E-M5


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シロジクモジホコリ。その世界に浸かると、実はどこにでも
いて発見できるもの。


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シロウツボホコリ。廃木に塗られたような白いものは、多分この
変形体。まだ未熟なので同定のものでないかも知れません。


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アオモジホコリ。キノコ上の1.5mmの子実体でも群生して
いると、楽(?)に発見できる。視界を縮めて注視します。


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前日(18日)、てんとう虫さんが見つけた謎の変形体。
アメーバーのような姿(写真もお借りしました)。


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19日、私が観察すると前日とは別人(?)に変貌しました。
この成長(変化)も観察の面白さです。


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黄色い変形体は、16時間たって大きく姿を変えたのです。


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メールで画像を見た、てんとう虫さんもビックリされたでしょう。
さらに6時間以上経過した姿は、二人で確認しました。
後日コラムで報告します。


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私も前日、別の変形体の観察を始めていました。


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こちらも大きく姿を変えていました。田んぼ作業の休憩で
観察。今日は除草作業がありましたので。


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キョリを更に縮めると、すでに見えない何処かで子実体になった
ようです。それとも想像できない姿になって写っているのかな。


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ブドウのように房状にぶら下がり、胞子のうが複数固着し
暗い葉のような緑色。図鑑で記憶にあるフウセンホコリの
様な姿です。ケホコリの仲間にも見えますが、記述された
特徴を持ちません。さて?
その後も含め、後日報告します。


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狭山丘陵みどりの森博物館に、この日「粘菌」に詳しい方が
いらっしゃることを知り、会いに行きました。
田んぼの作業日で水田雑草の踏みつけをした後、そのままの格好で
バイクで「みどり森」へ。観察会を終えた詳しい方たちは、
探鳥会のあとの「鳥合わせ」みたいなことをされています。


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私が最近観察した、アカフクロホコリの話をしたら、たいへん
興味を持たれマイフィールドにUターン。ミニ(見に?)
観察会になりました。


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図鑑にも「あまりふつうではない」と記載されています。
後日コラムを起こします。


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Y氏は現地でさっそく、フンホコリを見付け教えてくれました。
私も糞(フン)というネーミングから興味のあった粘菌でしたが
近くにあったんですね!


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その他、こんなものも見つかりました。ウツボホコリ似の
粘菌の頭に、黒い小さな(これも粘菌?カビ?)が着いている
面白いものでした。

日の出前の観察、田んぼ作業と観察、遠征観察、MFの
案内観察、さらにこの日は夜のホタル観察会もありました。


Comments [2]

No.1

粘菌仲間が増え、これからの活動が楽しみです!!!
期待しています。

早速Y氏よりのコメント、ありがとうございます。
動いている粘菌を観察すると、生物の世界は動物と
植物のふたつの世界だけではなく、さらに粘菌を含め
複雑に関係を持ち合っていることがわかります。
自然観が変わりますね!

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