太陽の垂直方向に六角板の氷晶が穏やかに浮かんだ層があると(視界を邪魔しない程度の雲中か・・・)その底に反射(あるいは氷晶内に入射屈折)した太陽光がまだ見えぬ太陽のありかを教えてくれます。地球に差し込む太陽光の接線のちょうど半分の距離(2kmくらいの所)に、そのようなものがあればよいらしいのです。

そうすれば私のところに「太陽柱」サンピラーとして現れます。もし本当の鏡が浮いていたら眩しいだけでなく全反射して一層しか見えないでしょう。

(半)透明な氷晶が幾十にもなって光の柱を構成しています。一つ一つの氷の粒が落下を免れてせっせ、せっせと整列している姿を擬人化させて想像すると「気象学」が妙に面白く思えます。

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前回から続いている「日の出の太陽光」のピンホール観察です。昇ってしまった太陽もカミソリで作った細いスリットを通して、その切り口に同心円の分光の写真をおさめ前回のRGRGRYと並んだ分光の比較に「こちらには青や紫が登場」を記録しようと考えました。

回転スリット上になって角度調節が出来るように作りました。わくわくしながら日の出を待ちました。小さいときの遠足の朝の気分でした・・・

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ピンホールレンズが色々なことを教えてくれます。というより沢山の謎を提供してくれます。今朝の撮影のあと今日はずっと 「すごい空の見つけ方/竹田康男著」のグリーンフラッシュのことを考えていました。閃光を確認したわけではないのですが、その検証につながる結果を記録したと思います。

下は以前のフード無し実験の画像です。当然ですが α のレンズが撮した太陽からもフレアーが認められますが色収差は感じられず、色は分離(回析)できません。暖かいオレンジ色でしょうか。下の実験画像の太陽からは回析によりプリズムを抜けたような、豊かすぎる色調が現れています。

これを消す努力がレンズメーカーやPENTAX技術者のあくなき開発研究だったのでしょう。でもこの現象「光学」という分野と自然現象をつなげる面白い「しくみ」だと思います・

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確実に太陽が見える日の出になりそうだったので、低く暗い(安全面から)うちの太陽を直写しようと考えました。5時9分がこの日の「日の出」時刻でしたが、我が家からは15分遅れてマンションの屋上に顔を出してくれました。

いつものピンホール・テレの450mm位の撮影です。少しでも背景を入れたかったので・・・
コンクリート上の日の出に少しがっかりしたのですが、このことが面白い現象の発見につながりました。
以前悩まされた逆光時の回析現象も光学上の現象なのですから、立派な自然科学につながる「しくみ」だったのです。

上)SONY α100 + AF REFLEX 500 1/1250 iso400
下)PENTAX K7 + SIGMA18-200 18mm F5 1/1600 iso800

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