当麻喜明

ニュースになった巨大積乱雲ーかなとこ雲

2018年9月 2日 | 当麻喜明 | Comment[2]

001.JPG 2018.8.26 kouen no kadanseisou

8月26日午前中、公園の除草と田んぼの案山子(かかし)づくりに参加しました。嬉しい「青いハチ」と夕方観察した巨大積乱雲についてまとめました。

Pentax MX-1


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公園の花壇には、いつのまにかキバナコスモスが繁ってきて
春に植え替えた花壇の花をしのいできました。

一緒に除草作業をされていた方が、青いハチを見付けました。
ルリモンハナバチです!


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9月から11月ごろ観察例が増えるルリモンハナバチは、季節が
替わりめだと教えてくれます。この涼しげな瑠璃の短毛は、
季節の神様が進化させたように感じます。


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この暈は8月18日の撮影です。この光学現象は天気の替わりめに
現れます。さて26日・・・


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図は日本気象協会26日15時の雨雲図です。下の画像は18時30分に
気が付いて撮影したものです。


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この雲は気象協会の図から、関東北部で発生し南下してきた
積乱雲(かみなり雲)のようです。


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18時30分でもさらに発達中で、陽の当たっている上部は
だんだん逆三角形のかなとこ型になっていきました。

夕焼けに染まったあたりの積乱雲上部が高度10,000m、さらに
かなとこの上部は16,000mに達していたようです。雲のできる
上部限界まで達していたのです。対流圏から成層圏です!

この雲は目立ったので観察者も多く、翌日のウェザーニュースでも
各局が取り上げていました。


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この雲の下、茨城や栃木南部ではゲリラ豪雨が発生していた
そうです。


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かなとこ雲といっても、金工の「金床」を知っている方は
少ないでしょう。検索では当日の雲にラピュタ雲という
ニックネームが早速付けられたようですよ!

Comments [2]

No.1

このラピュタ雲の話題、TVで見ました。
「ラピュタ雲」とっても良いネーミングですよね。
金床ですが、名前は知りませんでしたが、金工の金床は
知っていますよ。なぜか我が家にもあったような気がします。
義母はこれにクルミを載せて割っていました。

父が打ち出し板金の技能士なので、家にも金床があります。父はクルミを割らずにお皿や壺を作ったり、私の望遠鏡のフード先端を「へら絞り」加工してくれたりしました。あの雲は全国的に有名だったんですね!半分夕焼けに染まった姿、とても荘厳な感じでした。

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