当麻喜明

雲と風の芸術

2013年1月13日 | 当麻喜明 | Comment[4]

001.JPG 2013.1.13 ie no ura de mita kumo

この時期、10℃を越えるととても心地良く感じます。車の中も暖房を入れなくても日差しが当たったところは「放射熱」でポカポカです。上空の季節風が穏やかだと雲も自由な静止画のような姿を見せてくれます。

Olympus OM-D E-M5 + OLYMPUS DIGITAL 12-50mm 1:3.5-6.3 EZ ED MSC + Olympus E-620


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横にも縦にも成長し動いていく雲。


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上を見ていたら発見!裏の柿の木にイラガの繭。


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12日、9時57分から59分まで2分間の雲の動き。

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一部に彩雲が現れました。赤っぽく青っぽく色づいていました。
(クリックで少し拡大されます。)

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これも綺麗だったなあ・・・
波が寄せて退いていくときに、少し泡だった感じで白く見える海岸の風景。

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さらにこれは透き通った少し暖かい水に、冷たい水で溶いた絵の具を載せて、
ちょっと震動させ、しばらく観察したときのよう。
雲には芸術家の心持ちがあるようです。


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10日、幸運にも雲がなく絶好のイリジウム衛星のフレアが見られました。
イリジウム衛星の西に別の衛星。 


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11日、連日の観察好機。
この日はてんとう虫さんや偶然お会いした鳥蝶ビデスコさんとご一緒した。
私は増光の発見が遅れるも、ちゃんとてんとう虫さんが見付けてくれた。
イリジウムフレアは「ピンポイント」の短時間の現象です。

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11日朝にはISSの飛行も見られました。こちらは長時間見られるので余裕です。

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上)Pentax K-01 + DA15mm 下)Olympus OM-D E-M5 + 12mm

撮影には余裕があればカメラ2台で望みます。広角と拡大とか・・・
この日は偶然ほぼいっしょの画角になりました。


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13日、北天を進んでいったISS。いつもの Pentax ではなかったので、
三脚穴を合わせるのに時間がかかりカメラを地面に置いての撮影。
Olympus E-620 でのISSファーストライト。

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かなり困難な撮影も試みました。日の出20分前のイリジウムフレアです。
慣れた眼には「もうすっかり朝」の青空です。

1月13日 6時32分1秒 仰角67度 方位340度 Iridium 45 フレア -3.4等級
観察最適地 西13km

露出オーバーだったので少し暗く、さらにコントラストを高めました。
青空に浮かんだイリジウム衛星のフレア。芸術家の雲がいなくてホッ!!

Comments [4]

No.1

今回は蛾じゃなくて雲が主役ですね。
日曜日のイリジウムは今までのよりも明るいんですよね?
見逃せませんね!!

所沢あたりの予報ですが・・・

Date: 20 January 2013  Time: 17:37:19  Brightness: -7
Altitude: 33°  Azimuth: 193°  Satellite: Iridium 22  
Distance to satellite: 1289 km

Angle off flare centre-line: 0.0°  Distance to flare centre: 1 km
Flare producing antenna: right

英語の勉強になりますね。フレアの中心から、たった1kmしか
離れていませんから、どんな増光をするか楽しみです!

No.2

当日は、偶然お会いできて、よかったです。
お蔭さまで、イリジウムの輝きをしっかりこの目に焼き付けることができました。m(_ _)m

イリジウム衛星は人工物ですが、感動的な光景を
つくってくれます。mtana2さんのご自宅でも同じような
時間で観察が出来るかも知れません。

17日やっと雪の後の夜の観察に出たのですが、雪の隙間から
はい出てきたのかフユシャクの♀に出会えましたよ!

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