当麻喜明

6月21日の雄大な雲-頭巾雲・ベール雲

2011年6月22日 | 当麻喜明 | Comment[2]

01.JPG

夕方5時55分、北に積雲が発達中でした。この雲に一時間後、素晴らしいベール雲と共に再会しました。さらに20分もすると急激に収束していきました。雲との出会いも一期一会なんですね!

TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52BB) + Pentax K5 & Ricoh GRDⅢ


02.JPG


18時50分、小手指駅を背景にした北の積乱雲です。
発達中でしたが、まもなく夜に向かうので雲の頂きもこの高度まででしょう。
この時間でもこの高度には太陽光がたっぷり当たっています。
22日は夏至です。


03.JPG


西の空です。
高層雲を背景に積乱雲が見えました。


04.JPG


もう一度、北の空の積乱雲に注目しましょう。
雲の頂きに、それを包むような大きなベールがかかっていました。
この部分を「頭巾雲」規模が大きいと「ベール雲」と呼ぶそうです。

積雲や積乱雲の最上部(雲頂)に安定した湿った層があると、この部分で
全体に押し上げられた空気に、こんな雲が副生成されるのだそうです。


05.JPG


これは「頭巾雲」「ベール雲」?
私は規模の大きさから、あるいは私がその時感じた驚きからファジーに
ベール雲としておきましょう。


06.JPG


ベールそれ自体は、さらに二層になっているようです。
私たちの銀河系も2枚のお皿を重ねたように、重ねた縁に暗黒帯があります。


21.JPG

22.JPG


上)18:54
下)19:08

同じ場所から撮した同じ画角の雲の姿です。
ほぼ15分間で雲はこんなに姿を変えました。

下のような雲を頭巾雲と言うのでしょう。

皆さんの15分間の使い方はどんな風ですか?
大瀧さんは10分もあれば、30分かけて作られたお弁当もペロリです。
早足の人は2Km先に到達できます。

15分あれば、雲はこれほどまでに姿を落とします。
私が何もせずに一見ボーッと観察しているだけで、自然はこれだけ動きます。

駅で忙ぐ人は、私をボーッと立ちつくす暇な人と見るでしょう。
しかし(そう見える)私は15分間で、雲に感心し、感動し、銀河系から
雲の成因のメカニズムの想像までこなしていたのです。
ここのところ大切です!

Comments [2]

No.1

心豊かな15分を過ごされましたね~

せっかくこの美しい地球という星に縁あって
生まれたのですから、空や宇宙の神秘に
触れる時間を過ごすことは素敵なことです。

地球や私たちが生きている証は「変化」し続けることですね。最近見事な「彩雲」を見ました。その時は予感があったので、何も起こらない空を15分くらい見ていたかもしれません。そしたら・・・出たんです!!まもなくコラムアップします。

イギリスに「雲」を語り合うサロンがあるそうです。多分、人からは「無駄な時間を・・・」と言われそうですが、日々の暮らしの中で、そんな無駄が大切だと思います。

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