時々出かける東大和の郷土博物館で、不思議な「光」を見付けました。タイトル画像の球体はプラネタリウムです。光はこの室内にありました。大気で起こる壮大な気象現象と原理的には同じです。せっかく見付けた「不思議」だったので、正体を確かめてみました。
RICOH GRDⅢ
1階はプラネタリウムと企画展示室があります。
2階は常設展示室です。
私の好きな場所は、受付の右奥にあります。トイレの手前です。
宮沢賢治さんや宮崎駿さんの作品をドングリで表現した
作品コーナーです。
ここで探査機「はやぶさ」(模型)に会えるとは奇遇でした。
昨年、筑波宇宙センターで実物展示を見て、このコラムにも書いたからです。
さて、「はやぶさ」の下のフロアーには不思議な虹の光が・・・
撮影は1月10日13時30分です。
光の正体を探るために階段を上っていきました。
光の導線を逆にたどったのです。
2階の窓に太陽の光。そこから見下ろしてみると1階フロアーの間に・・・
階段手すりの先に厚い強化ガラスがあり、その角が光を分光させていたのでした。
通常の自然現象では、この役目を大気中の水滴や氷晶が担います。
偶然に最近もこんな光を見付けました。見付けてもらったのですが。
光は太陽の運行にあわせて移動してしまいます。
時間がない・・・
そこで虹の光の上にカメラを置いてシャッターをきりました。
写っていました!!
自転車のスポークについた安全反射板でした。
これは昨日見付けた虹色の光。
童話「青い鳥」のように、身近なところにも(大気)光学現象は見付けられます。
それを不思議に思って探求の旅に出るか、見過ごすかは自由です。
でも、ここのサイトを訪れてくれる方たちは、きっとこんな現象にも
立ち止まって思案してくれる人なんだろうと思っています。