12月8日の朝は、十分わくわくさせる雰囲気でした。穏やかな大気の高層に氷晶が浮かび、差し込んだ日光は屈折し分光して出てきていました。太陽の東(左)にまず幻日を見ました。
Pentax K-3 & SMC PENTAX-DA 1:4[22] 16-45mm ED-AL
太陽の東に現れた幻日は、比較的明るく、暈も薄く見えました。
もともと太陽から22度離れた暈を造る六角形の氷の結晶が、
薄く水平に大量に拡がり、いつもより大気が穏やかなとき
太陽高度が低ければ現れるのが「幻日」です。
幻日(げんじつ)という呼び方も素敵ですが、海外での呼び方の
ひとつ、「Sun Dog」「太陽につきまとう犬」も素敵です。
8時45分、少し暈が明るくなり「幻日」が薄くなりました。
まもなく、太陽の西にも幻日が見え始めました。
我が家の上空には、入間基地に着陸する航路があります。
大気光学現象の中を、自衛隊機がクロスしていきました。
8時50分、光学現象はさらに深く稀なものを見せてくれました。
環天頂アーク(逆さ虹)です。
ちょっと見つけるには「心眼」が必要かもしれませんが、珍しい
現象ですし誰かに話したくなりました。ただし、遠くの友人では
現象を起こしている大気中の氷晶の位置が変わるので、共有でき
ません。
近所のアンテナの支柱で、太陽のスポット光を遮って観察。
しばらく現象の継続の気配を感じたので、
ご近所さんに知らせに伺いました。幸運にも在宅でしたから
美しい風景を一緒に観察することが出来ました。美しい景色は
共に見る方と共有できると、より感動出来ます。
位置や明るさを変えながら、大気光学現象は9時過ぎまで
確認できました。
田んぼの作業は、とうとう精米まできています。精米したもち米は
白く光っていました。10日は、このムサシモチの餅つきです!
コメントする