当麻喜明

大気光学現象の朝

2017年12月11日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2017.12.8 7h40m

12月8日の朝は、十分わくわくさせる雰囲気でした。穏やかな大気の高層に氷晶が浮かび、差し込んだ日光は屈折し分光して出てきていました。太陽の東(左)にまず幻日を見ました。

Pentax K-3 & SMC PENTAX-DA 1:4[22] 16-45mm ED-AL


002.JPG

003.JPG

太陽の東に現れた幻日は、比較的明るく、暈も薄く見えました。
もともと太陽から22度離れた暈を造る六角形の氷の結晶が、
薄く水平に大量に拡がり、いつもより大気が穏やかなとき
太陽高度が低ければ現れるのが「幻日」です。

幻日(げんじつ)という呼び方も素敵ですが、海外での呼び方の
ひとつ、「Sun Dog」「太陽につきまとう犬」も素敵です。


004.JPG

8時45分、少し暈が明るくなり「幻日」が薄くなりました。


005.JPG

006.JPG

まもなく、太陽の西にも幻日が見え始めました。


007.JPG

我が家の上空には、入間基地に着陸する航路があります。


008.JPG

009.JPG

010.JPG

大気光学現象の中を、自衛隊機がクロスしていきました。


011.jpg

8時50分、光学現象はさらに深く稀なものを見せてくれました。
環天頂アーク(逆さ虹)です。


012.JPG

ちょっと見つけるには「心眼」が必要かもしれませんが、珍しい
現象ですし誰かに話したくなりました。ただし、遠くの友人では
現象を起こしている大気中の氷晶の位置が変わるので、共有でき
ません。


013.JPG

014.JPG

近所のアンテナの支柱で、太陽のスポット光を遮って観察。
しばらく現象の継続の気配を感じたので、


015.JPG

016.JPG

ご近所さんに知らせに伺いました。幸運にも在宅でしたから
美しい風景を一緒に観察することが出来ました。美しい景色は
共に見る方と共有できると、より感動出来ます。

位置や明るさを変えながら、大気光学現象は9時過ぎまで
確認できました。


017.JPG

018.JPG

019.jpg

田んぼの作業は、とうとう精米まできています。精米したもち米は
白く光っていました。10日は、このムサシモチの餅つきです!


コメントする

公開されません

← ホーム  ↑ トップ