当麻喜明

虹と星-技術試験衛星Ⅶ型「きく7号」

2014年11月 8日 | 当麻喜明 | Comment[2]

niji.JPG 2014.11.6 14h50m

微妙な天気ながら、日が差してきたら、期待通りの「虹」が出現しました。航空自衛隊入間基地に近かったので、虹をクロスする航空機も見ることができました。早朝、暗いながらも日本の技術試験衛星の撮影にも挑戦しました。

Olympus OM-D E-M5 & Pentax MX-1


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色濃く、内側にも「過剰虹」がうっすらと確認できました。


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さらに、外側にも二重の虹がわかります。


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自衛隊の小型機が離陸後、大きく右に旋回していきました。
では連続して7枚の画像を!


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上空からは、丸くつながった虹が見えたかもしれません。
飛行していたのはU-125という双発の小型ジェットかな。


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広々とした画角を写し取ったのは OLYMPUS LENS 9mm 1:8.0
FISHEYE。ここ からトリミングしたものです。
通称ボディーキャップレンズです。


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これはノートリミング、空撮りに便利なレンズです。


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11月4日早朝に現れた、イリジウム衛星の増光です。
おおいぬ座の 左(東)で起きました。


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11月4日、5h20m、アルクトゥールスから水星、そしてスピカ
まで確認できました。


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水星(左)とスピカ。


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11月7日、4h59m、技術試験衛星Ⅶ型「き」く7号が2.4等星で見えそうだったので観測にトライしました。暗いながら水平に写っているのが、きく7号です。撮影中、未知の衛星が下から上に昇りながらフレアを起こしました。

Okean 2 Rocketが3.2等で飛行したようですが、これが予想より
明るいフレアを起こしたようです。

以下 きく7号 - Wikipedia より引用

きく7号は、宇宙開発事業団 が打ち上げた技術試験衛星である。チェイサー衛星「ひこぼし」、ターゲット衛星「おりひめ」
平成10年(1998年)7月7日(七夕)に最初のランデブー・ドッキング実験運用を行った。
平成10年(1998年)8月7日に2度目のランデブー・ドッキング実験運用を行ったが、スラスタの不調により予定していた軌道から逸脱してしまった。その後、何度か接近を試みたが、やはりスラスタの不調による軌道逸脱を繰り返した。その後、スラスタの不調に対応できるように搭載ソフトウェアの変更を行い、8月27日にドッキングした。

私が見たのはチェイサー衛星「ひこぼし」でした!


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この日は条件が良く4h44mにもオリオン座上部からシリウスにかけ
Lacrosse4 Rocketの通過も観察できました。


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明るく画像処理してみました。


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11月7日早朝の水星とスピカ。4日と比べると水星は下に、スピカは早く昇ってくる方向にずれたことが分かります。星の運行で「時間」のうつろいを感じることができます。

Comments [2]

No.1

虹と飛行機、奇麗ですね! 虹がでるのは、だいたい予測出来るものなのですか?

少しですが予測できますよ!雨がやんだ後は、太陽を背中にして立って、正面を「キョロキョロ」探します。
雨上がりの日差しが強く、太陽高度はいくぶん低い方が現れる確率が高くなります。「雨上がりはキョロちゃん」と覚えると、
いいかもしれません。コメントありがとう!

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