当麻喜明

赤すぎる夕焼け

2014年10月13日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2014.10.10 nanda korewa!

10月10日、17h30mの夕焼けにはビックリしました。西の空が真っ赤に染まり、その赤い色が東の空まで照らしていました。気配に気が付いてから撮影したのですが、これでも少し遅れたかなと思います。この日は一日空が面白かったです。

Olympus O-MD E-M5 & Ricoh GRDⅣ


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8時10分、この空を見て「今日は何か見えるはず」と思いました。


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12時10分、予感通り「暈」が見えていました。


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円形のサークルがときに鮮明となり、時々くずれたり
していました。


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13時を過ぎると、さらに面白い大気光学現象が現れました。
上部タンジェントアークです。


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幻日(げんじつ)も見え始めたのですが、豪華な現象は
更に続きました。日光冠(環)です。


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皆既月食のときは、この現象が月によってつくられました。


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今日の幻日は、青い光から先に帯が延びたように見えました。


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14時頃、太陽の西側(右)の方に目立つ筋がありました。


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通常赤は縦に延び、青は横に延びます。さらに延びていく光条を
「幻日環」(げんじつかん)と言います。


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東側の幻日環もずいぶん延びてきました。幻日環は大気中の
氷晶の内部に入って回析したものではなく、表面で反射した
ものです。反射光に色の収差(屈折)は発生しないので、
白色に見えるのです。

この規模の幻日環は初めて見ました。


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入間基地に着陸姿勢に入った航空機は、これらの現象をつくった
大気中の氷晶の下まで降下してきているでしょう。
上空から今日の空を、どんな風に伝えたでしょうか・・・


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14時30分頃、少し暈が薄くなったので、観察を終了しました。
ところが、この日の空の現象は、まだまだ続いたのです。


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赤すぎる夕焼けです。この雲のあたりには、一様に層状の
薄い雲があり、赤い夕陽の光線がスクリーンに投影したように
照らしたのだと説明していたニュース番組がありました。

そう、ニュースに取り上げられた赤すぎる夕焼けでした。


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県大会出場のための練習で、少し遅れて帰る子供たち。
大変貴重な夕焼けに遭遇できました。


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