2014.10.10 nanda korewa!
10月10日、17h30mの夕焼けにはビックリしました。西の空が真っ赤に染まり、その赤い色が東の空まで照らしていました。気配に気が付いてから撮影したのですが、これでも少し遅れたかなと思います。この日は一日空が面白かったです。
Olympus O-MD E-M5 & Ricoh GRDⅣ
8時10分、この空を見て「今日は何か見えるはず」と思いました。
12時10分、予感通り「暈」が見えていました。
円形のサークルがときに鮮明となり、時々くずれたり
していました。
13時を過ぎると、さらに面白い大気光学現象が現れました。
上部タンジェントアークです。
幻日(げんじつ)も見え始めたのですが、豪華な現象は
更に続きました。日光冠(環)です。
皆既月食のときは、この現象が月によってつくられました。
今日の幻日は、青い光から先に帯が延びたように見えました。
14時頃、太陽の西側(右)の方に目立つ筋がありました。
通常赤は縦に延び、青は横に延びます。さらに延びていく光条を
「幻日環」(げんじつかん)と言います。
東側の幻日環もずいぶん延びてきました。幻日環は大気中の
氷晶の内部に入って回析したものではなく、表面で反射した
ものです。反射光に色の収差(屈折)は発生しないので、
白色に見えるのです。
この規模の幻日環は初めて見ました。
入間基地に着陸姿勢に入った航空機は、これらの現象をつくった
大気中の氷晶の下まで降下してきているでしょう。
上空から今日の空を、どんな風に伝えたでしょうか・・・
14時30分頃、少し暈が薄くなったので、観察を終了しました。
ところが、この日の空の現象は、まだまだ続いたのです。
赤すぎる夕焼けです。この雲のあたりには、一様に層状の
薄い雲があり、赤い夕陽の光線がスクリーンに投影したように
照らしたのだと説明していたニュース番組がありました。
そう、ニュースに取り上げられた赤すぎる夕焼けでした。
県大会出場のための練習で、少し遅れて帰る子供たち。
大変貴重な夕焼けに遭遇できました。
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