当麻喜明

贅沢な大気光学現象の一日

2011年12月 8日 | 当麻喜明 | Comment[6]

501.JPG 2011.12.7 oh!!

601号目のコラムは天象の神様がくれたような題材です。お昼前に外に出る時間がありました。いつも外では空や太陽、足下を観察します。このタイトル画像はクイックで少し大きめに表示されますので、まずはご確認を。お楽しみはそれからです。

Ricoh GRDⅢ & Pentax Q


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第一発見画像!
午前10時18分、太陽の東に幻日が見えました。西側はどうでしょう・・・

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午前10時25分、使える物は何でも使おう!
太陽の眩しさを抑え、観察や撮影にはこんな風にするのがいいです。

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午前10分29分、幻日だけではなくスケールの大きな現象が起きていました。
大気に氷晶が穏やかに浮かび、その中に入射した太陽光が再び出てくるときに
屈折し折れ曲がり、別の延長線上に幻の太陽の虚像ををつくります。

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地上風景にこだわるなら此処がいい。
職場の人なら誰でも知るシンボルツリー(メタセコイヤ)です。


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朝焼けや夕陽は反対側も実に面白いのを知る人は少ないです。
これらの現象はキョロキョロ観るものなのです。

西の空。小規模な波状の雲、飛行機雲。


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午11時38分、小手指駅前のビル上に「タンジェントアーク」。


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再びタイトル画像。午前11時58分。
太陽のまわりに「幻日」「暈」「タンジェントアーク」
タンジェントアークの上に「未知の大気光学現象1」
幻日をつなぐような壮大な円弧の「未知の大気光学現象2」

何という大気と結晶と光のステージでしょう!


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午後1時18分、川越市に移動し、今度は「環天頂アーク」。
くっきり明るく、色分解もじゅうぶんな環天頂アークでした。


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出会った人には紹介し、仕事ぎりぎりまで鑑賞しました。


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周辺の雲と環天頂アーク。
大気光学現象の前兆を探れる、スカイマークです。


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午後6時41分、月と木星の接近。
いつもの夜の観察ルートで、クルマのワイパーあたりに固定した撮影。


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ミドリハガタヨトウ。


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多分、クリアナアキゾウムシ。
しっかりした足取りで垂直の壁を歩いていました。


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環天頂アークの背景にあったメタセコイヤの上に、月と木星。
Pentax Q で撮影。こんな日に満月に近い月がある。
夜の大気光学現象を引き起こすには、じゅうぶんな光源になります。


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「月光環」やはり現れた夜の光学現象。撮影、午後11時20分。
おおよそ、12時間にわたった大気光学現象の幕は静かに下ろされました。
こんな日がまたやってくるのだろうか・・・


Comments [6]

No.1

やっぱり見られた(^◇^)
ここに来ればきっと素敵な写真に出逢えると思って・・・
私も少しだけ見れました、撮ることはできませんが
心に刻みました(笑)

皆既月食はもちろんご覧になっていましたよねヽ(^o^)丿
私も眺めていました!満月も赤く輝く月も
本当に美しかったですね~☆

No.2

なんとか速報で「皆既月食」をのせられました。興ざめしてしまいそうで本文には書きませんでしたが、私には「いくら」に見えました。一粒というのは淋しいですが、片側が白っぽいので個性的な月食でした。空の現象は、外に出る用事があり午前中から注目していました。こんな空の表情も、ほとんど見落としているんでしょうね。元気がないときも、そうでないときも「上を向いて歩こう」の気持ちが大切ですね!

ところで・・・虫はお好きですか?

No.3

虫ですか・・・?^^;

一般的な昆虫は嫌いでなないですが^^;
グロテスクな物は、苦手かもしれません・・・(笑)

みことさん、「グロテスク」を「ユニーク」とか「面白い」と感じられるようになったら、きっと虫のとりこじゃよ!最近「鉄子さん」「山ガール」が注目されておるが・・・
来年のトレンドは虫ガールかも知れんよ。実際、冬の蛾の模様はセーターに編んでも、暖かそうなものばかりじゃ。この世界も奥が深いのじゃよ。

No.5

シロシタ教授さん>そ、そういうものでしょうか~^^;
だんだん慣れますか・・・?一眼カメラ女子?!まだ入門したばかり
ですが、みなさんの撮影にご一緒すると世界が広がりますか~?
ご紹介・告知してくださ~い(^O^)(笑)

私もシロシタ教授に賛成です。この時季見る蛾は、フユとかアキと言った名前がついて、とても季節感があります。このサイトの表紙の右上で「手編みのセーター」で検索すると出てくる蛾は、本当にセーターにしたい、レディー・蛾蛾です。

多分、来年は流行りそうです。ヒョウ柄がヒットしたのですから、ガ柄もいけますよ!このサイトの掲示板には写真が挿入できますから一眼カメラの作品の投稿を是非どうぞ!!

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