当麻喜明

様々な月光冠の2日間-冬の大三角と

2010年11月21日 | 当麻喜明 | Comment0

冬の大三角形

ハートレイ第2彗星の撮影タイミングがなかなかありません。少し古いですが11月10日の夜空です。冬の大三角を撮してみました。プロキオンとシリウスの間に彗星はいるのですが、広角レンズでは彗星のイメージは捉えられませんでした。ピンボケなのですが星像が大きくなり星座はわかりやすいようです。

TeleVue Jenesis 100mm F5 + BJ-30C & NIKKOR AF20mm F2.8 + D5000 & DA16-45mm + DA70mm & Pentax K7


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いつものハートレイ第2彗星。まだまだ冷却CCDの被写体としては充分な明るさです。
遠くなる彗星のために、現在の10cmの口径から20cmに変えようかと考えています。

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表題の月光冠(環)です。

ある施設の窓を開け、窓枠に押しつけたカメラで固定撮影しています。
粒の大きな過冷却の水滴がつくった光学現象です。

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雲の流れが速く、色と姿が刻々と変わります。

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日本では X が消滅を表すことがありますが、キリスト教圏では + は
重要な意味を持ちます。

「死」です。

そして誕生が * 無限が ∞ です。

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以前花巻で見た月光冠(環)は二重のもので、よく見る外円のなかに真珠のような光芒が見えました。

これは澄んだ小さく均質な水滴がつくるもので、所沢で見た記憶はありませんでした。
それが20日の晩に、うっすら観察できました。

07.jpg

DA70mmをF11に絞り、絞り羽根の角を利用し光条を重ねてみました。
誕生 * になったでしょうか。また生まれてきて欲しいのです。
(円形絞りでは出来ぬ技です。)

11月19日と20日、2日連続して月光冠が現れました。
この日は永遠の旅人になった友人の門出の式でした。

美しい月光の大気光学現象は偶然だったのでしょうか・・・

この地球の原子の数は、なにがあっても決して失われないのは科学的な事実です。
反応しかたちは変わっても総量は同じです。

この世から失われるものは、何もないのです。

<KSに捧げる>

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