当麻喜明

丘陵上空に次々と天象現象-環天頂アーク・幻日・光芒

2010年6月 7日 | 当麻喜明 | Comment[5]

荒幡富士から望む幻日@6/6 17:19

速報をいたします。2010年6月6日の午後、空は太陽光線と氷粒(氷晶)がつくる様々な現象に彩られました。翌日100人くらいの人に尋ねたところ2名が「見た!!」と答えてくれました。タイトルはクリックで大きくして見てください。太陽の左と右に幻日が見えます。太陽と間違えるほど明るいことはなかったのですが、幻日と呼べる大気光学現象です。

DA 1:4 15mm ED AL + Pentax K7 & Sony DSC-H10


02.JPG


この現象に気が付いたとき、私はS氏と水田の稲床を護るネットに入り、脱出を試みていた
クロスジギンヤンマを救出中でした。

雑木林の空に天頂に反り返った 「逆さ虹」 「環天頂アーク」 を見付けたのは
観察眼が草の上の昆虫からトンボに移ったあと、まったく偶然のことでした。


撮影条件 Pentax K7 + DA15mm(F6.3 )1/2500 iso200 16:50 菩提樹田んぼ


03.JPG


場所を菩提樹田んぼから荒幡富士に換え観察を続けました。

今度はうっすらと幻日が見えるのです。好条件は左(南)から右(北)に移っていきました。

Sony DSC-H10 6.3mm(eqv 35mm)F8.0 1/1250 iso125 17:37 荒幡富士山頂


04.JPG


右(北)側部分は22°光暈の一部だと感じさせるように、円弧の表情を持っていました。

Sony DSC-H10 6.3mm(eqv 35mm)F8.0 1/1250 iso125 17:41 荒幡富士山頂


05.JPG


左部分の幻日の拡大画像です。


06.JPG


右部分の拡大画像です。


「狭山丘陵いきものふれあいの里センター」の職員の方が2009年10月30日に
撮影された画像をお借りできましたのでご紹介します。

場所は同じ荒幡富士山頂です。


m091030%20002c.jpg


くっきりと明るく楕円状に写っています。

さて場所を(やむおえず)家の近くのスーパーマーケット駐車場に換えました・・・


07c.JPG


時間は 18時12分 へと進みました。

中央に立ち上がった光芒が見え、レンズ状の雲が彩雲化しました。
夕焼けの赤ではなく、青く彩られた雲が、

「まだまだ私はいろんな色や現象をを造れるのだよ・・・」

と言っているようですが、

「なにをおっしゃる雲さん、私の光りがそうさせているんですよ・・・」

と、私に届いた太陽光線がささやいたようですが、秒速30万キロメートルで
行ってしまったので、よく分かりませんでした。


08.JPG


18時19分


09.JPG


18時42分

この日の日没、18時54分


10.JPG


菩提樹田んぼのクロスジギンヤンマは、この天象観測中に無事解放されたことも
最後に付け加えておきます。

Comments [5]

No.1

私もその虹みました。太陽を囲んでいるみたいで。うっすらみえました。                  写真、しっかりうつってました。きれいです。

No.2

試験管やビーカーの中の現象も綺麗ですが、大空の光りと雲や水蒸気、氷の結晶がつくる現象は壮大ですね。
広い地域の方が同時に見られるのも素敵です。

左の青いところのカテゴリーの「空」をクリックすると。最近見られた現象がでています。ゆっくり楽しんで下さいね。

No.3

ギンヤンマ、かっこいいです。                                     これからもむしとってください。^U^/

No.4

空って、面白いですね!
不思議な現象や面白い現象が起こりますから。
これからも色々な写真を見せて下さいね!
楽しみにしています。

No.5

まだ写真を載せていませんが、クロスジギンヤンマがシオカラトンボを襲って胸や複眼を食べてしまうところを見ました。かっこいいトンボですが凶暴でした。3cmくらいのイトトンボの仲間を実際に見たら、愛くるしい表情がきっと気に入ると思いますよ。

しょぼんとしているときは下を見ますから空に目がいきません。ゆったりした気分の時見る空は清々しいです。水滴や氷の結晶が「光」とつくる現象をこれからもたくさん撮したいと思っています。

コメントありがとうございました。

コメントする

公開されません

← ホーム  ↑ トップ