当麻喜明

月と火星と地球の接近-月暈・白虹現象

2010年1月31日 | 当麻喜明 | Comment[3]

夕方、月が火星を連れて昇っていました。何処かの「赤ちょうちん」で一杯やった後のように両者赤顔だったので証拠写真を撮しました。月と火星の離隔7度は「近いなあ・・・」と思わせる風景でした。今日は月・火星・地球の接近のお祭りです。

TAMRON SP 70-200 F2.8 & DA15mmF4 + PENTAX K7
UNITRON 125ED F10 + GSO ×2 ED BARLOW + ToUcam


%E7%84%A1%E9%A1%8C.jpg

地球に向いていた「大シルチス」が移動し、30日になると「チュレニーの海」あるいは「キンメリア人の海」が見え始めました。やっと2陪バーローとToUcamの最適接眼位置が決まり撮影も早く済むようになりました。屈折鏡なので接眼部の位置は観測室の床に近く、私の撮影仕事も座布団に座って行いました。

寒さで固まった腰を労りながら立ち上がったら・・・

4.jpg

荘厳な風景に感動しました。六角形の氷柱が綺麗に穏やかに並んでいたのでしょう。光源から 視半径22° 離れたところに月光の回析像が円周状に現れていました。月光輪とも言われ日暈(ひがさ)に比べると観察の機会は少ないです。夜であることと満月の前後の強い光源が必要で、日暈に比べぐっと出現頻度が減るからです。

暈の中、上(北)に火星が収まり、右(西)にプロキオンが光っていました。

私はこの珍しい気象現象に時々気がつきます・・・
特異な生活時間で行動しているからかも知れません。

Comments [3]

No.1

はじめまして・・・^^/
実は私もこの日この神秘的なブルームンを見ておりまた。
しかし手元に小さいデジカメしかなく、満月は小さく撮れましたが、
この現象を撮ることができませんでした。

ネットで調べましたら幻月環という事を知り、ぜひこの素敵な写真がどちらかでアップしていなかと思い
国立天文台にならあると思い問い合わせを致しました!
(この現象詳しいことは、天文分野でなく気象分野だそうです^^;)
天文台からお返事を頂き、これは月暈ということ、そしてこちらのサイトもご参考までにと
ご連絡頂き、こちらに参った次第でございます!

あの日の月もそうですがその回りに広がる環が本当に美しくてもう1度写真を見たいと思っておりました。
素敵な写真をありがとうございます。次の3/30のブルームーンで見られるかは分かりませんが、夜空を眺めたいと
思っております。3月も撮影されますか?(^◇^)

素敵な写真がいっぱいですね・・また遊びにきます♪

No.2

空は広いですが、その下で誰もつながっているんですね。
あの現象を見ながら思ったのは、

「だれかこの風景に気が付いていないかな・・・」

ということでした。

不思議な空の現象はブログでも紹介している武田康男さんの本が参考になります。

アストロアーツのHPにもう少し大きい画像を投稿しました。
また他の方の前日の画像も公開されています。
今回はコメントありがとうございました。

http://www.astroarts.jp/photo-gallery/gallery.pl/photo/1751.html

http://www.astroarts.jp/photo-gallery/gallery.pl/photo/1759.html

No.3

当麻さん、参考アドレスをありがとうございます(^◇^)
勇気をもって、天文台に問い合わせてそしてこちらのblogにも
思いきって書き込んでよかった・・・(笑)

宙ってやっぱり素敵ですね、縁を感じます。
あの日眺めた方はきっと何人かいらっしゃっても
写真を残せた方はいないのではないでしょうか~♪

私が気がついたのは夜中で、本当に美しかったので
たくさんの人にも見て欲しいと思いました!
だから夜中起きてそうな人に2-3名メールしましたが
ノーリアクションでした^^;・・・・寝てたようです。

武田康男さんのブログはまだ探せておりませんが
書籍は気になりますっ購入するかも(^-^)/
素敵なタイトルで写真もたくさんてって感じ♪
「宙ノ名前」もパラパラ見ているだけでも楽しいので・・・!!!

コメントする

公開されません

← ホーム  ↑ トップ