当麻喜明

太陽柱(サンピラー)現象か?2009年8月28日の朝

2009年8月30日 | 当麻喜明 | Comment0

太陽の垂直方向に六角板の氷晶が穏やかに浮かんだ層があると(視界を邪魔しない程度の雲中か・・・)その底に反射(あるいは氷晶内に入射屈折)した太陽光がまだ見えぬ太陽のありかを教えてくれます。地球に差し込む太陽光の接線のちょうど半分の距離(2kmくらいの所)に、そのようなものがあればよいらしいのです。

そうすれば私のところに「太陽柱」サンピラーとして現れます。もし本当の鏡が浮いていたら眩しいだけでなく全反射して一層しか見えないでしょう。

(半)透明な氷晶が幾十にもなって光の柱を構成しています。一つ一つの氷の粒が落下を免れてせっせ、せっせと整列している姿を擬人化させて想像すると「気象学」が妙に面白く思えます。


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2009.8.28 5h04m21s (日の出時刻 5h10m)

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5h13m30s 垂直に雲のスクリーンに光芒が立っています。

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5h14m37s 太陽柱を映すあの雲は2km以上離れているのだなあ・・・

家の近くで東から南の視界が開けたところは「荒幡の富士」です。カノープスや新宿や池袋の高層ビル群がみえます。富士は家から2kmくらい離れています。しかも太陽と氷晶と私の位置関係がずれるので、この現象を再現することは出来ません。氷晶の拡がっている方向や厚さによって確実ではありませんが、同時刻に荒幡富士で日の出を待っていた人にはこの現象は見えなかったと思われます。

前日の太陽はマンションの屋上の僅かに角度のついた(2~3度)まさにそこから顔を出しました。今日の太陽はその右側、画像にある頭が少し見えるメタセコイヤの樹の所から昇りました。あらためて垂直というもの、また角度というものを自然から教えられました。自然は傲慢ではないので「教え」ではなく暖かく気づかせてくれたと記しましょう。

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