昨日(14日)の夕景です。太陽と大気の回折で青が散乱された残りの光に照らされた雲です。昨日は、これより前の
17時過ぎの雲が面白かったです。見事な彩雲が次々に現れてくれたからです。また翌15日の早朝には、やっと小規模ながら惑星直列を観察できました。
LEICA DG MACRO-ELMARIT 1:2.8/45 ASPH. + Lumix G2
タイトルの夕景が18:50撮影。こちらは17:30撮影です。
駐車場の夜間照明の上に彩雲が見えます。
さらに上空にある巻雲も色づいています。
太陽光が赤くシフトし、それに雲が照らされているのではなく
雲それ自身の氷晶が回折現象を起こしているのです。
太陽の自然光が赤から青に分光して見えます。
左上の上空の彩雲を見ると、低空の積雲ではなく、もっと高い高度10,000mの
雲がつくっている大気光学現象であることがわかるでしょう。
巻雲や高層雲が出ていたら、私は上を見てきょろきょろすることにしています。
太陽との位置関係がわかります。
太陽・雲・観察者の絶妙の位置関係が生み出す、一期一会の現象です。
大瀧さんが狭山丘陵で観察された環水平アークも、違う場所にいた私が
教えられたとして、見えるか見えないかはわからないのです。
ましてや掲示板5月8日付で投稿していただいた「月山」の環水平アークなど
は太陽・雲(大気)・観察者に時間と観察者のいた標高(空の綺麗さ)も加わった
貴重な「空との一期一会の出会い」だったと思います。
これは同じ5月8日の「おぼろ月」です。
薄い乱層雲に被われた月が見せてくれた月光の別の表情です。
彩雲が美しかった昨日にかわり、これは翌朝15日の4:00の空です。
すでに鳥はさえずり、ヒヨドリが電線に出勤していました。
ヒヨドリの下に明るい星が見えています。
よーく、目をこらすと肉眼でも3個目の星もわかりました。
上から木星、金星、水星です。
実は視界の外、さらに左(東)には火星も見えるのですが、肉眼では
気が付きませんでした。
太陽の方向に現在4惑星が集合しているのです。最接近は5月11日でした。
海外では「巨大地震や津波」が来るとかの報道があり、
本気で脱出した人もいたそうです。
私はやっと出会えた惑星直列を早起きして「にっこりと」鑑賞できました。