金属光沢の昆虫の背中は魅力的です。金属の性質と生物の性質は、だいたい相反してるのに!ですから、金属的な粘菌の子実体にはびっくりしました。
Olympus O-MD E-M5 & Pentax K3 + EL-NIKKOR 50mm 1:2.8
ヒカゲチョウとクロコノマチョウ。控えめなボール模様。
ミネラルや樹液の糖を独り占めしていました。
9月6日撮影。
これも一見控えめな風景です。赤でも黄色でもありません。
銀箔、アルミニウム箔、まさに金属製のボールのような子実体。
少しメッキが剥がれると、黒い胞子が見えてきます。
それさえ新鮮なこの子実体では、黒光りしているようです。
乾燥が進むと、胞子は光を吸収する褐色に見えます。
サンプル写真を写している間、共通の話題は
「この本当の色は、何色なんだろう?」でした。
ツヤエリホコリ。ムラサキホコリ科エリホコリ属です。
観察したのは銀タイプ。金タイプもあるそうです。
日本変形菌類図鑑(平凡社)によれば、しばしば大発生すると
説明されています。納得!
ここまでまん丸だと、その真球度を測定したくなります。
B級品のビー球では申し訳ないです。精密なベアリングの
ような美しさです。
個体差もほとんどなく、色合い大きさの品質管理は
まさに一級品です。
未来の空中都市って、こんなデザインだろうか。
自然はシンプルだから美しい!!
Comments [2]
No.1吉田 隆介さん
粘菌の魅力を倍増させてくれるすばらしい写真です!!!
真球度・・・なるほど、
品質管理一級品・・・なるほど、
当麻さんならではの、鑑賞の切り口に星3つ!!!
tomaさんから 吉田 隆介さんへの返信
ユガミモジホコリに、見習ってもらいたい姿です。
有名な「森下仁丹」でさえ、大きさや丸さがまちまちです。
自然が作った姿のシンプルさに、本当に感激しました。
お彼岸も近く、観察中も涼しく感じるようになりました。
粘菌の「季節感」が楽しみです!
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