埼玉県狭山丘陵いきものふれあいの里センターに展示されている、粘菌や変形菌を見に行きました。生活史が特異で形も多彩なので、熱心な研究者も多いことで知られます。許可をいただき資料を撮影させてもらいました、
Pentax MX-1
展示は小さなコーナーですが、なにしろ菌類のサイズですから
彼らから見れば、ここは宇宙2-3個分の広さがあります。
顕微鏡のステージにのった、木片から見えてくる世界とは・・・
たくさんのダイダイアミホコリ。子実体と言う、胞子を飛ばす
準備の出来た、なかば植物体のような姿です。
ハンガーマウンテンに登っている、登山家みたいなアミホコリ。
顕微鏡を通して見た子実体。ここを出た胞子はしばらく動物の
ように振る舞うはずです。
発見者が、「丸くなかったから嬉しかった!」と言っていた
シロサカズキホコリ。
資料はこんなケースに入っています。
カメラの接写機能を駆使して、接近しました。
みんなで頂を目指す、ハイカーみたいです。
次はこんなケースに、ここでの資料箱はほとんどが、もと
お菓子の箱だったりトレイだったりします。洒落た洋菓子の箱は、
中が一戸建てになっているので都合がいいですね!
小さいものは人の意識に入らない、見えません。1mm先を鮮明に
見られれば、枯葉の表面が役者いっぱいの美しいステージに
変わります。
今まで意識しなかったものが、自分の意識の世界に入ってくると
「自分の世界」は広がります。知らなかった人を知りながら、
人も大きく成長していきます。
大きく(大人)なっても、勉強をして、自分の世界が広がることは
楽しくてしかたありません。
黄色いのはススホコリ、下のはサビムラサキホコリでしょうか。
この日は「いきふれ」にテレ玉(埼玉のローカル局)の取材が
ありました。私の後ろからも撮影の気配がありましたが、
TVカメラが見ていた世界と、私が見ていた世界とは
それこそ10,000倍の差があったかも知れませんね。
参考:美しい菌類たち
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