ジャコウアゲハの幼虫がいるというので、見に行ってきました。丘陵といわず、最近は日が陰ったり、夕方ともなると、樹上や草原からは鳴く虫の大合唱が始まっています。季節は、はっきり動いていることを教えています。
Pentax MX-1 & Olympus OM-D EM-5
食草のウマノスズクサは、ここでは限られているのに、まだ孵化
前の卵が付いています。たくさんの草木から、ウマノスズクサを
見付ける成虫の能力はさすがです。この植物から何か特別な
「匂い物質」が、発散されているのでしょう。
若齢幼虫、糞に擬態された姿で、鳥からは身を守れますが、
仲間が下から登ってきて・・・
連写中の私にも、なにがなんだかわかりませんでした。
若齢幼虫が、消えてしまったのです。
限られた、数株のウマノスズクサの奪い合いですから、
共食いはあります。メダカの稚魚にもある、危険です。
(翌日の観察でも、見つかりませんでした。)
こちらの幼虫は、食草食樹に困ることなし!
(9/18追記 この幼虫はクビワシャチホコだと、ATSさんに教えていただきました。ありがとうございました!)
近くには、ルリチュウレンジ。
建物に入ったら、アオアツバとトリバガの仲間。
この建物は、本当に久しぶりのところ。
背も高くなった草原。
イチモンジセセリとヒメウラナミジャノメ。
ベニスジヒメシャク。1万年後、この蛾は緑色に進化する
かも知れない。
以前、マルタンヤンマの産卵を見た水路。
「虫たちの隠れ家」という名前の草原。
モンクロベニコケガの翅の帯は、ススキの葉に残る食痕?
帰り道・・・水路横を登るか、斜めに林の歩道を行くか、
選んだのは林の道、さっそくアワフキかヨコバイの仲間。
秋の色。ヒメアカネ。
ウスキクロテンヒメシャク。これは我が家の前にいたもの。
ここだけは、丘陵中部の宅地化された一本の尾根の秋だ。
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