当麻喜明

緑色の蓑(みの)虫?-実はシラホシコヤガ蛹

2013年9月 7日 | 当麻喜明 | Comment0

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9月になり、鳴く虫の種類も増えてきました。19日は旧暦の「8月15日」の十五夜です。芋名月、あるいは中秋の名月です。見逃さずに鑑賞したいです。さて、林床にドングリが落ちていました。久しぶりの昼間の観察です。何か期待してもいいでしょうか・・・

Olympus E-620 + ZUIKO DIGITAL 35mm 1:3.5 MACRO


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切り株が荒幡富士のように見えました。


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近くには本物の「荒幡の富士」。


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付近を歩いていたら、随分立派なキノコがありました。傘は直径20cm、
団扇(うちわ)ほどの大きさがありました。


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覗きに行ったら、ブラックパールのような甲虫がいました。
キマワリかゴミムシの仲間でしょうか。


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キツネノハナガサがあちこちにありました。


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ヤブカラシは、大変な繁殖力の植物で絶やすのは難しいと言われています。
ならば、鑑賞してみましょう。花弁は薄い緑色で、下の画像には残って
います。雌しべはあとから成長してくるそうです。


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だまされませんでしたが、小さな葉を装っていたようですね!
ホシハラビロヘリカメムシの幼体です。


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クロウリハムシが仲良く食事中。葉から出ている白い物質は葉脈の
師管から出たデンプン質だろうか。


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ウスバカゲロウ、まだ若い個体のよう。


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弱々しい、新芽か何かに見えた、物体をクローズアップ!


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これが、撮影中もぞもぞ動きました。


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調べてみたら、シラホシコヤガの蛹でした。このエサになる緑の地衣類の
なかに幼虫が潜んでいるらしいです。蛹の期間は何日くらいなのだろう?
他人事ながら、成虫になる日が気になります。

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