当麻喜明

9月昼下がりの谷戸-ヒヨドリジョウゴ

2011年9月12日 | 当麻喜明 | Comment0

000.JPG 2011.09.10 itumono yato nite

この夏が終わったわけではありませんが、気温以外の雲や、空の色や、虫の音から季節の移行は確実に感じます。いつもの谷戸はキイトトンボが少し減って、蝉の声もトーンが下がりました。草木の花も移行し「秋」は近くにいることを感じます。

Pentax K5 & Pentax Q


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蛾は隠れん坊が好き!
というのは、勝手な根拠のない想像ですが、「擬態」「偽装」「身を隠す」
が魅力のひとつで、私は今年から?好きになりました。

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カメラを葉の裏に置いただけではピントがわかりません。
しかし白く抜けた模様が、虫食いの穴に同化しているのは発見です。

003シロヒトモンノメイガ.JPG

これで名前がわかりそうです。
調べると、シロヒトモンノメイガのようです。
閉じた翅を想像すると大きな白斑は一致しそうです。
なるほど「白一紋」ですね。


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あまりレンズを向けないツマグロヒョウモンですが
結構危険なめに有ってきたのが、ピークサインからわかります。
ヒョウ紋の台紙の色はけっこうカラフル。


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キリウジガガンボかな?

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後翅が退化し、逆に作られた「平均魂」。
この丸いかたまりが飛行安定性に重要な役割をはたします。


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この花は我が家のエサ台の下に見かけ、いつの間にか自生していた
ことにビックリしたことがありました。
ヒヨドリジョウゴ。

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つぼみ・・・
開いたら弾けるくらい反り返りそうな、力を感じさせる雰囲気です。
つぼみも美しい!

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花は開花後反り返り、小鳥の飛翔スタイルになります。
林縁に普通にあるのですが、除草の後には無くなります。
はびこらず、抜かれやすいので、なくなりやすいです。

実はやがて朱色に熟します。
我が家のエサ台の下に運んできたのは本物の鳥たちでしょう。


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これもよく見かけるこの季節の花。ツルボです。
我が家の「お墓」にも自生しています。

そろそろ秋のお彼岸ですね。
昨日は中秋の名月でした。


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ツマグロオオヨコバイ。


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左向き・・・

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右向き・・・
自分の食べた葉の残りとよく似たスタイルです。

シモフリスズメの幼虫です。

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こんな色のタイプも見かけましたが、共に
シモフリスズメのようです。


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さて、不明物体です。

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葉の裏で、何かが開いたようなスタイルでくっついていました。

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何だろう、生き物の残痕だろうか・・・
この谷戸は必ず私に宿題を残すのです。

9/14 追記

いつもお世話になっている てんとう虫さん から
「ピストルミノガ」ではと、ヒントを頂きました。
そんな名前の虫がいるんですね!

食草食樹によって、いくつかの種があるピストルミノガの
羽化した後の卵のうのようです。

不思議な名前とスタイルの虫を、また勉強できました!
てんとう虫さんありがとう!

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