当麻喜明

再びトンボの季節-オナガサナエ

2011年9月11日 | 当麻喜明 | Comment[4]

01マユタテアカネ.JPG 2011.9.10 mayutateakane akakunaru

丘陵では4月末にシオヤトンボが羽化し、トンボ・シーズンが始まります。そして9月になると、山地に移動していたアキアカネたちが帰ってきます。
トンボの第2シーズンは「赤とんぼ」の季節です。10日(土曜)に撮した画像から元気なトンボを集めました。そしてカマキリの輪廻も・・・

Pentax K5 & Pentax Q


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2時過ぎの日差しに照らされて、マユタテアカネが輝いていました。

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意外に小振りなトンボです。

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アオイトトンボも健在です。

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複眼のブルーも、腹部の緑も、空や草たちに負けていません。


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大瀧さんが撮しているのは何でしょう。

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モデルは、ぼっ杭の上にいました。

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オナガサナエが、ゆーるりと泊まっていました。

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ものぐさなのか、孤高のムカシヤンマを真似しているのか、
私たちの撮影にすっかり馴染んでくれました。

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どこまでもどこまでも協力的です。


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水面では、クロスジギンヤンマの産卵がみられました。

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かなり身を沈めて、水面下深く産卵するのは、水位が下がることを
念頭に入れているようです。


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反対側では、オニヤンマが産卵のため、息を合わせているようでした。
森の奥深くで拡大画像です。

メスは、アブか何かを抱えているように見えます。


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カマキリの先の、茶色い物体。

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イチモンジセセリでした。

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カマキリの複眼にある黒い点は、どこから見ても、
こっちを見ているようです。

しかしカマキリは正面のセセリを凝視しています。
複眼の神経の中心から、放射状に並んだ視神経の筒の底を
私は見ているので、黒く見えるのです。

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昆虫病原糸状菌が起こす「白きょう病」の様です。
ボーベリア菌に感染し、身体の節々から白く菌糸が溢れます。
まだ、カマキリの原形を保っています。

小さな生態系の、頂点のカマキリにも死はやって来ます。
赤とんぼ第2シーズンを知らず死んでいった仲間です。

Comments [4]

No.1

トンボって頭良いんですね!!
水位が下がることを計算して産卵するんですね!
モジャモジャ事務所員はそこまで頭が働くかな?
僕が人のこと言えませんが・・・・・
カマキリの複眼が小さい!

No.2

水面下に身体が沈むくらい水没させて、産み付けているのは事実です。「水位が下がる」は、全くの想像です。考察かな?ネットなどで色々調べれば判るかもしれませんが、次に観察するときの「謎」として「自分で考える」は大切かなと思っています。

複眼は「複」と言うくらい、沢山のパイプ状の個眼の集合です。その数個分が写真に写っている黒い点の部分です。小さいですね!しかし全体を見ると、顔のほとんどが「目」ですから大きいですね!!

No.3

おい動画撮影事務所員!何この私橋壊しモジャモジャ事務所員を
バカにする!前にトンボの止まり木考えただろ。
まっ確かに勉強出来ないけど…先生!オナガサナエの名前人の名前
人の名前みたいで面白いですね。
ボーベリア菌怖いな~でもボーベリア菌にも要る意味は、
あるんですよね!

言い争いには「しりとり」が良かったですね!
(私たちにしかわからないでしょうね。)

じつはオナガサナエが泊まっているのは、誰かがセットした止まり木のようでした。以前モジャモジャさんもセットしましたっけね。オナガサナエは「尾長さなえ」なんて感じですね。

鋭い!ボーベリヤ菌も何か自然界の中で意味があるはずですね。そんな発想が大切で、私は優秀な事務所員を持って幸せです。本当の「勉強」って、そこなんだと思います。

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