令和元年は2019年5月1日から始まりました。私は毎年5月1日、多聞院のおつとめで寅まつりに参加することにしています。
Pentax K-1 + HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR
武田信玄は戦いに行くとき、兜の中に守り本尊であった毘沙門天を
忍ばせていたと伝えられています。その金の毘沙門様の化身である
寅が多聞院の本尊で、その寅に願いを請うお祭りが寅祭りです。
毎年5月1日、毘沙門堂で護摩を焚き寅をまつります。
同門の真言宗のお寺から僧侶が集い、お経を唱えます。
護摩が焚かれ、
読経が始まり経本に風が入れられます。この読み上げのペースが
僧侶によって異なり、リズムになって和音のようにお経が本堂に
木霊(こだま)します。
寅祭り見どころの一つです。
お札のお願いに来たとき、ちょうど境内に300株以上ある牡丹が
満開でした。今はそれを緑がすっぽりと包んでいました。
夏、父の新盆でまたお願いに来るとき、この緑に夏の音が加わって
「令和」も普通に耳に馴染んでいる頃だなと思いました。
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