24日の晩、武蔵豊岡教会の「クリスマスイブ・キャンドルライトサービス」に参加してきました。1889年に創立の協会が、この地に教会堂を建てたのは、1923年(大正12年)ですので今年で88年となる建物です。クリスマスイブの夜はここで過ごすことが多くなりました。大正の建物を見つめ、古くお茶や絹製品の輸出関係の外国人、ジョンソン基地のアメリカの将兵なども行き交っていた姿が思い浮かびました。
Pentax K5 & Q
尖塔の下には大きなステンドグラスが輝いています。
地域の方でしょうか、この日の教会堂には多くの方が訪れます。
欅材を多く用いた建物は堅牢で、関東大震災でもびくともしなかったそうです。
礼拝形式のキャンドルライトサービスなので、撮影はここまで。
さて、サンタクロースのような蛾って探してみると・・・
マエアカスカシノメイガはどうだろう。
赤い衣装に白いベルト、白いトナカイの赤い鼻。
トナカイの鼻はなぜ赤いのか、数学者が計算した話しを思い出します。
一晩でアメリカ全土の子供たちの家にプレゼントを運ぶために、
相当な速度になるため「空気抵抗の摩擦」による発光だという論文です。
この角度ではよく似たマエアカスカシノメイガとツゲノメイガ。
ツゲノメイガの翅も、なかなかの出来映えです。
カシワキボシキリガとカブラヤガ。
これらを、いつもの観察コースで見つけたのは12月の初めでした。
銀色の美しいこの蛾は、クリスマスの使者のように感じました。
1時間15分ほどで教会堂の催しが終了しました。
協会の尖塔の上には木星が高く架かり絵のような光景でした。
平原綾香の「ジュピター」は荘厳で勇気の沸く曲です。
信者の方々はこのあと、賛美歌を口ずさみ豊岡の街を
少し歩くのだと言っていました。
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