当麻喜明

自然(日常)の不思議なプリズム効果-東大和市立郷土博物館

2011年1月24日 | 当麻喜明 | Comment0

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時々出かける東大和の郷土博物館で、不思議な「光」を見付けました。タイトル画像の球体はプラネタリウムです。光はこの室内にありました。大気で起こる壮大な気象現象と原理的には同じです。せっかく見付けた「不思議」だったので、正体を確かめてみました。

RICOH GRDⅢ


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1階はプラネタリウムと企画展示室があります。2階は常設展示室です。私の好きな場所は、受付の右奥にあります。トイレの手前です。宮沢賢治さんや宮崎駿さんの作品をドングリで表現した作品コーナーです。


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ここで探査機「はやぶさ」(模型)に会えるとは奇遇でした。昨年、筑波宇宙センターで実物展示を見て、このコラムにも書いたからです。

おかえりなさい!!探査機はやぶさ


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さて、「はやぶさ」の下のフロアーには不思議な虹の光が・・・
撮影は1月10日13時30分です。


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光の正体を探るために階段を上っていきました。光の導線を逆にたどったのです。2階の窓に太陽の光。そこから見下ろしてみると1階フロアーの間に・・・


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階段手すりの先に厚い強化ガラスがあり、その角が光を分光させていたのでした。通常の自然現象では、この役目を大気中の水滴や氷晶が担います。


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偶然に最近もこんな光を見付けました。見付けてもらったのですが。


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光は太陽の運行にあわせて移動してしまいます。
時間がない・・・

そこで虹の光の上にカメラを置いてシャッターをきりました。


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写っていました!!


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自転車のスポークについた安全反射板でした。


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これは昨日見付けた虹色の光。童話「青い鳥」のように、身近なところにも(大気)光学現象は見付けられます。それを不思議に思って探求の旅に出るか、見過ごすかは自由です。

でも、ここのサイトを訪れてくれる方たちは、きっとこんな現象にも、立ち止まって思案してくれる人なんだろうと思っています。

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