当麻喜明

狭山丘陵の東京都側公園(1)-北山公園

2009年9月 9日 | 当麻喜明 | Comment0

睡蓮と シオカラトンボ

狭山丘陵は首都圏に残された島のような丘陵です。3つの貯水池がユニークで、北や南にのびる谷戸や湿地も貴重です。北山公園は八国山の南斜面側にあります。水田だけでなく、菖蒲園や蓮の池、睡蓮の池、一部サンクチュアリとして積極的な活用を視野に入れた公園です。

PENTAX K7 + SMC PENTAX-A ZOOM 1:3.5 35-105mm & TAMRON SP500


シオカラトンボが普通に多く、ときおりオニヤンマが飛来していました。公園の端の川辺にはハグロトンボが生活圏だと主張するかのように、精一杯の飛行を続けていました。

2枚のピンホール・パノラマ画像です。解像度の高い写真の方が情報はたくさん伝わるでしょうが、そこは実際に出向いて確かめてもらうのが一番です。イメージを「ほのか」に伝えるにはピンホール写真は好適です。

ピンホール画像のモデルは大瀧さんです。パノラマをスクロールさせる技で、このページを整えてくれました。

さて西からこの公園に入ると小学校のグランド横をぬけて始の水田までは、日常の延長です。

そこから東を望むと人工的な造園が加わりますが、まずまずの景観です。遠くの東屋の向こうには人を入れない「サンクチュアリ」区間が確保されています。

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雌雄のの シオカラトンボです。メスの行動はまだ経験上読み切れていません。メスの20倍くらいオスが目立つのですが、実際の生息数は 1:1 なのか、メスが少ないのか不明です。

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ハグロトンボが舞っていた環境です。暗いところと明るいところがセットされた
環境です。北山公園南側を流れている柳瀬川支流です。

mmh4.jpg

ハグロトンボを観察していたら、1時間ほどの間に「ディスプレー(求愛行動)」「交尾」「産卵」を確認出来ました。産卵中もオスは周辺にとどまり、時々ひらひらと辺りを舞っていました。

小さいときは家の近くの工事車両や電柱の埋設、電工夫の仕事を時を忘れて見続けていました。木に登って上からたまに来るトラックを見ていたこともありました。

昆虫の観察は(自分は)極めていなかったなあと思います。小学生の自分が、K7 を持っていたら・・・人生かわっていたかもしれません。

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