当麻喜明

天空の未来と芸術展

2020年2月10日 | 当麻喜明 | Comment0

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天空ノ鉄道物語に続いて、森美術館の「未来と芸術展」を鑑賞しました。解説文と作品や展示物を解釈しながら見学する、不思議な技が必要な芸術展でした。

Pentax Q10 + PENTAX-08 WIDE ZOOM & iPhone8


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砂漠でこんな球体の物体に、本物の地球を映す作品が公開された
そうです。小さな地球を映した球体を見ている自分を想像すると
「誰でも理解し合えるはず」と、きっと思っただろう。


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火星?の居住空間。地下で暮らす昆虫からも、私たちは学べる
ことがまだまだありそうです。


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Oasia Hotel Downtown Singapore は実際にシンガポールで
営業しているホテルです。周辺のビルが全てこのデザインに
なっても、先駆的なこの最初のビルは更にデザインを変化させ
ているのでしょう。


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最初のドレスはエイミー・カールという人の作品。人の体の
血管網や神経網をデザインに加えています。人の本当の内面を
人を隠している衣類に表現したのだろうと解釈できます。

3Dプリンターや、生地に新素材など導入して作った
オートクチュール。新素材には紫外線や気温で形状を変える
ものもあり、紫外線の強い屋外では皮膚を隠すようにデザインが
変化する衣服も未来にはありそうです。


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未来と芸術展のネット紹介で使われていた作品。


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おが屑をキノコなどの菌糸を使って接着し固めた素材。
ルーツがわかる生き物のような椅子。


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将来は昆虫食が普通なのだろうか。遺伝子操作され栄養価を高め
「味」もまねられたゴキブリ。色分けされ本物と区別できるのは
ウイットなのだろう。緑はリラックスミント。赤はパッション
フルーツ!バナナ味のエネルギー補給ゴキブリ!!


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アシモを、実際に茂木のホンダコレクションホールで見たことが
あります。そのとき「未来」を実感しました。


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ロボットは進化し、人に代わる役に立つものだけでなく、
「癒す(いやす)」ことだけに特化した進化もしています。


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末期医療ロボット(あるいは看取りロボット)。
沢山のセンサーで主人の末期をAIが認知すると、腕を優しく
さすり、快適な死を迎えられるように声掛けをしてくれます。
主人の人生もデータで入力してあれば、きっと人生を褒めて
くれ快適な気持ちに導いて看取ってれるのでしょう。

今回の展示物の中で、一番身につまされ「未来って?」と
考えさせられた作品でした。


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最後に、


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自分自身がいかにAIに見られ、AIが自分をどう判断するのか
わかる実験的な空間に入りました。

機械に認識された自分は、無害と判断されたのか、警備対象
だったのか、、、

「2001年宇宙の旅」でのコンピューター・ハルと船長との
やり取りを思い出しました。

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