2011.8.2 nagatoro iwadatami no ue de
小鹿野の帰りに長瀞に寄りました。荒川の見える岩の上から「長瀞ライン下り」の船を見送りました。足下の岩にも歴史が刻まれた、ここは日本の地質学発祥の地とされているところです。
OLYMPUS E-510 + ZUIKO DIGITAL 14-42mm 1:3.5-5.6 (& 40-150mm)
急流はカヌー競技の練習にも最適のようです。
博物館に入ると、巨大なサメの模型と小さなスプーンが置かれていました。
スプーンの凹んだ形が凹面鏡となり、疑似魚眼のように働いています。
12mの巨大な模型。
アケボノゾウの骨格を、復元したものが展示されていました。
しかし、パレオパラドキシアの迫力の方が勝ります。
骨格標本の大きさと迫力からすると・・・
なんとも愛嬌がある復元模型。
屋外に置かれた、褶曲した岩石の切断標本。
長瀞の足下の石には歴史が刻まれているのだ。
古く休んでいる火山の、爆裂火口に見えないだろうか?
グリーンランドの氷河地形。
グランドキャニオンの頂から・・・
いろいろ想像は楽しいが、事実模型ではない原風景。
この風景そのものを博物館と捉えた公園プロジェクトがあります。
秩父まるごとジオパーク計画です。
化石探検以外にも見所はたくさんあります。
なにしろ「地球の窓-長瀞」というニックネームもあるところですから。
Comments [2]
No.1m.tadaさん
たんと昔、仕事していた頃を思い出しました。
あの頃・・・こうした化石や石器に囲まれた仕事場でしたから。
このような自然のままに学べる博物館があるのですね。
行ってみたいものです。
学生時代、地学の実習で千葉の断層を見に行ったことがありました。覚えてますか?
No.2tomaさん
ピロラバー(枕状溶岩)や鋸山のスケールの大きな褶曲、生き物ではない「波の化石」など見所が多かったです。Y教授が私たちを地層から充分離して、ご本人は地層の前に立ち説明してくれました。この効果的な説明方法は今の仕事でも実践しています。今回は、おがの化石科学館で賢治の碑を説明するとき、そんな風にしました。
科学技術館と国立科学博物館、日本宇宙未来館は私のパワースポットです。中でも美術館と共存する「国立科学博物館」はリニューアルしないで今のままがいいなあ・・・と思っています。芸術と科学が学べるところですね!
コメントする