当麻喜明

2011年の賢治祭は3/6-滝田さんの画廊

2011年9月25日 | 当麻喜明 | Comment[2]

301.JPG 2011.9.21 hanamaki no garou

久しぶりに滝田恒男さんの画廊を訪れました。初めて訪れたのは、この画廊が出来た頃だったと思います。滝田さんは若い頃、東村山に住んでいたことがあり、多摩湖のスケッチなども描かれています。理髪店を営み、セロ弾きのゴーシュのような山荘をお持ちで、花巻地元で賢治を支えておられる方です。

Pentax K5 & Q &Lumix G2 & Ricoh GRDⅢ


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店の前には、木彫りのでくのぼうや三色塗りの自転車などがあって
独特な店構えの理髪店です。


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お許しを頂いて、絵の撮影をさせていただきました。

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今回飾られている絵は、三陸の海岸部のものが多いのですが、
すべて「震災前の」というコメントが付けられていました。

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滝田さんの絵の何処かには、必ず賢治さんが描かれています。
この二枚は陸前高田の松林の側で描かれたものです。


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賢治祭翌日は一関から陸前高田へ向かいました。
そこから海岸部を南三陸まで南下しました、

滝田さんが見てきた沢山の開放的な高田の松林は海に流されました。
これは残った一本で「復興の松」と呼ばれています。

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この画像でも松は確認できますね。
倒れたり流され見つかった他の「松」はどうなったのでしょう・・・
京都五山の送り火では、届けられたのですが苦汁の選択の結果、
燃やされませんでした。


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上)陸前高田の海岸部
中)海岸部が地盤沈下し、ほとんど建物が無くなった街
下)中央に車の残骸

クリックで拡大します。


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4階まで津波が迫ったことが、5階部分の被害の少なさからわかります。

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被害車両と復興のブルトーザー。

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乗り上げてしまった大きな船。
錆びた鉄路。


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かつて滝田さんが描いた平井賀漁港。
田野畑の賢治の碑が瓦礫の下から見つかったという新聞の記事。

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港・・・

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祭・・・

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高田松原に近かった民家・・・


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これから賢治祭。
南城小学校の体育館で行う予定。
日刊ブログに滝田さんが紹介されていました。


Comments [2]

No.1

はじめまして、突然のコメントでもうしわけありません。
以前に花巻へ行ったとき、偶然に見つけた滝田さんのギャラリーを
フェイスブックで紹介しようと検索しましたら
「ワタシカラノキョリ 」さんのブログにたどりつきました。
この記事シェアさせていただいてもよろしいでしょうか
よろしくお願いいたします。

はじめまして。URL見ました。力強い文字で、あらゆるものを表現されて
いるのですね。滝田さんの作品にも賢治の言葉を筆で書いたものが
ありました。

去年の岩手旅行は震災のあとということもあり、特別な
思いでコラムを書きました。どうかお役立て下さい。

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