当麻喜明

石と賢治のミュージアム(1)

2009年8月30日 | 当麻喜明 | Comment0

岩手県一関から大船渡線で「陸中松川駅」に着くと、隣接し小さな博物館があります。「太陽と風の家」ともいわれる「石と賢治のミュージアム」です。開館当時からよく通っています。学芸員の方も親切で、旧東北採石工場を含めた一帯が博物館です。

古い屋外の鉄道線路や花壇や、時々通過する列車や吹く風や生息している生物まで、みんな博物館の一部です。


駅からのアプローチも素敵なところです。歩きながらも「宮沢賢治」が生涯の最後に選んだ仕事の、夢や苦悩が伝わってきます。


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対角魚眼で湾曲していますが、こんな草の歩道の先が入口です。

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ここがそっくり丘の上にあったら「銀河鉄道」の列車がやって来そうです。舞台は揃っています。

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賢治が設計した花壇を再現しています。「涙ぐむ眼」といいますが、同じ設計の花壇が盛岡の少年院の庭にもあります。涙腺の部分が水場になっていて睡蓮などが植えられています。

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足下や空が(それに気づいた人には)美しいアプローチです。

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やっと博物館の入口に到着です。

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