当麻喜明

大迫「早池峰と賢治」の展示館(2)猫の事務所

2009年10月10日 | 当麻喜明 | Comment0

内部のユーモアある展示物です。軽便鉄道の駅のそばにある、猫の歴史と地理を調べている事務所の「事務長」黒猫です。

心配りの豊かな事務長ですが、だんだん他の猫のペースに乱され最後には事務所閉鎖まで追い込まれてしまいます。


mIMGP9790.JPG

ssIMGP9790.JPG

一番書記は白猫です。

mIMGP9791.JPG

sssIMGP9791.JPG

二番書記は虎猫です。

mIMGP9792.JPG

三番書記は三毛猫です。

mIMGP9793.JPG

四番書記は竈(かま)猫です。

かま猫はもともとどんな猫でもいいのです。皮が薄く寒がりのかま猫は、
夜かまどの中で寝る癖があります。

だから「すすけていて」汚いのですが、事務長と同じように「黒い」ので、
少し同情され心に留めてもらっていました。

猫の行動や仕事ぶりも面白く書かれ、寓話としてウィットと
教訓に満ちています。

mIMGP9787.JPG

多分場所のモデルになった稗貫郡役所(岩手軽便鉄道の鳥ヶ谷崎駅前にあった)の中に展示された猫たちを見ていると、物語がだぶり
個性的な猫たちに生命を感じます。

真面目な資料の公開とユーモアのセンス溢れる猫の人形たち。

こころ暖まる大迫の展示館です。

コメントする

公開されません

← ホーム  ↑ トップ