当麻喜明

石と賢治のミュージアム(2)

2009年8月30日 | 当麻喜明 | Comment0

ここにある展示物は面白いし洒落ています。ブラックライトのような光に反応し、蛍光を発する鉱物が面白い。展示室の一画に暗幕で仕切られた空間があり、スタッフの案内のあと自由に観察が出来ます。しばらく不思議な鉱物の表情に時を忘れるのもよいでしょう。


発光の原理は解明済みでしょう。しかし「書物」や「わかる人」に聞くなどして自ら発見するのも必要なことでしょう。「天空の城ラピュタ」に地下の石が発光するシーンがあります。「石と賢治のミュージアム」でそんな石の発光を観察することが出来ます。

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東北採石工場の屋根の構造は美しい。内部の見学も可能です。

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この鉱物などの展示室の別棟に「双思堂文庫」という寄贈文庫が収納された部屋があります。寄贈者は鈴木東蔵(長男 實氏)と高層大気の研究者でもある賢治研究家の斉藤文一氏です。

私は30年ほど前から賢治祭という宮沢賢治の供養の式に参加しています。斉藤先生には何度もその場でお会いしていました。前述の武田康男氏と共同執筆した 「空の色と光の図鑑」という本があったのですね。わくわくしながら本の到着を待っています。

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